無失点記録を23年ぶりに更新! 偉大なる父を超えたシュマイケルの「葛藤と苦悩」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月17日

多くを語らず「誇りに思う」とだけ呟いた父

兄弟のように仲が良いと言われるシュマイケル親子。父ペーター(左)にとって息子キャスパー(左)の活躍は感無量だったはずだ。(C)Getty Images

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 今回のペルー戦をテレビ解説者として現地観戦した父ペーターは、息子の活躍についていっさい言及しなかった。そこには微妙な空気感が存在するのかもしれない。プレミアリーグの解説などでたびたび登場する父は、歯に衣着せぬストレートな批評が持ち味。嬉しさを押し殺して、中立な立場を貫いたのかもしれない。
 
 ただ、FIFA(国際サッカー連盟)の公式ツイッターがペーター&キャスパーの写真を並べて、「父と息子。20年の時を経て、デンマークのワールドカップ物語にキャスパーも名を連ねる」と投稿すると、父がこれをリツイート。短く「誇りに思う」とだけ記した。かたや出色のパフォーマンスを見せたキャスパーは「最初のゲームで勝利を飾り、ファンタスティックなスタートになった」と、こちらもSNSで喜びを表現している。

 
 ちなみに父ペーターは、ペルー戦におけるデンマーク代表の出来には相当不満があったようだ。
 
「10点満点で言えば、5点といったところ。とても退屈なゲームで、デンマークは贔屓目に見ても守備的に過ぎたと思う。今日の勝利を引き寄せたのはそのディフェンスだが、デンマークのフットボールはあくまでアグレッシブでなくてはならない。次の試合(6月21日のオーストラリア戦)では娯楽を運んでもらいたいね」
 
 前半終了間際のPKのピンチで、相手MFクリスティアン・クエバが大きく枠を外した場面については「蹴る前からどこかおかしかった。集中できていなかったね。デンマークにとってはラッキーだったよ」と私見を述べた。
 
 はたして大会中、ペーターが公然とキャスパーを褒めちぎる日は訪れるのか。それはひょっとしたらEURO92以来のスーパーミラクルを起こしたとき、なのかもしれない。
 
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