ポルトガル――エースが圧巻のパフォーマンス。
[FW]
☆MAN OF THE MATCH
7 クリスチアーノ・ロナウド 7.5
チームが総力をあげてエースが活躍できるように仕向けたのは間違いない。とはいえ、ハットトリックでチームに勝点をもらしたパフォーマンスは圧巻だった。ポストプレーでカウンターの起点となりつつ、前を向いてボールを持てばスピードやパワー、相手の逆をとるドリブルなどで脅威であり続けた。なにより試合終了間際、チャンスをほとんど作れていない苦しい展開の中で、チームに勝点をもたらしたFKからのゴールは、ワールドクラス以外の何物でもない。試合は引き分けだったが、ハットトリックを達成してみせたこの男がマン・オブ・ザ・マッチであることについて、異論を挟む者はいないはずだ。
17 ゴンサロ・グエデス 7(80分OUT)
ポルトガルの2点目の場面は、C・ロナウドの強烈なシュートとデ・ヘアのキャッチミスに注目が集まっているが、ペペからのロングフィードを受け、抜群のトラップでピケの逆をつき、エースに絶妙なタイミングでラストパスを送ったこの若きアタッカーの妙技を見逃すべきではない。いっさい守らないロナウドに代わって、中央のパスコースを切り続けるなど、エースが活躍するための土壌作りに、偉大な貢献を果たした。
☆MAN OF THE MATCH
7 クリスチアーノ・ロナウド 7.5
チームが総力をあげてエースが活躍できるように仕向けたのは間違いない。とはいえ、ハットトリックでチームに勝点をもらしたパフォーマンスは圧巻だった。ポストプレーでカウンターの起点となりつつ、前を向いてボールを持てばスピードやパワー、相手の逆をとるドリブルなどで脅威であり続けた。なにより試合終了間際、チャンスをほとんど作れていない苦しい展開の中で、チームに勝点をもたらしたFKからのゴールは、ワールドクラス以外の何物でもない。試合は引き分けだったが、ハットトリックを達成してみせたこの男がマン・オブ・ザ・マッチであることについて、異論を挟む者はいないはずだ。
17 ゴンサロ・グエデス 7(80分OUT)
ポルトガルの2点目の場面は、C・ロナウドの強烈なシュートとデ・ヘアのキャッチミスに注目が集まっているが、ペペからのロングフィードを受け、抜群のトラップでピケの逆をつき、エースに絶妙なタイミングでラストパスを送ったこの若きアタッカーの妙技を見逃すべきではない。いっさい守らないロナウドに代わって、中央のパスコースを切り続けるなど、エースが活躍するための土壌作りに、偉大な貢献を果たした。
[交代出場]
MF
10 ジョアン・マリオ 5.5(68分IN)
巧みな技術を活かしたキープ力で、スペインのハードプレスを突破することを期待されたが、目立ったプレーはなかった。
MF
20 リカルド・カレスマ 5.5(69分IN)
ふたりを同時に抜き去りアウトサイドでのシュートというらしいプレーも一度だけ見られたが、ドリブルで打開する得意のプレーはほぼ影を潜めるなど、効果的な動きは少なかった。
FW
9 アンドレ・シウバ -(80分IN)
出場時間が短く、決定的なプレーを見せられないままタイムアップの笛を聞いた。
[監督]
フェルナンド・サントス 6.5
スペインを相手に、中盤や最終ラインの枚数を増やして「引く」という選択肢をチョイスするのは簡単だ。しかし、2年前にポルトガルを欧州王者に導いた指揮官は、中盤の数的不利を覚悟のうえで4-4-2の攻撃的な布陣を敷く。そのうえで、主砲C・ロナウドが気持ちよくプレーできる環境を見事に作りあげた。その結果として、エースはハットトリックを達成。チームはグループ最大の難敵相手に勝点1を獲得することに成功した。絶対的なストライカーが活躍できて守備も崩壊しない、ギリギリのバランスを維持しつづけたチームに唯一致命的なミスがあったとすれば、セットプレーでの守備。上背のないモウチーニョがD・コスタをマークする形になっていた点だけは、次戦以降に向けて修正しておきたい。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●内藤秀明
MF
10 ジョアン・マリオ 5.5(68分IN)
巧みな技術を活かしたキープ力で、スペインのハードプレスを突破することを期待されたが、目立ったプレーはなかった。
MF
20 リカルド・カレスマ 5.5(69分IN)
ふたりを同時に抜き去りアウトサイドでのシュートというらしいプレーも一度だけ見られたが、ドリブルで打開する得意のプレーはほぼ影を潜めるなど、効果的な動きは少なかった。
FW
9 アンドレ・シウバ -(80分IN)
出場時間が短く、決定的なプレーを見せられないままタイムアップの笛を聞いた。
[監督]
フェルナンド・サントス 6.5
スペインを相手に、中盤や最終ラインの枚数を増やして「引く」という選択肢をチョイスするのは簡単だ。しかし、2年前にポルトガルを欧州王者に導いた指揮官は、中盤の数的不利を覚悟のうえで4-4-2の攻撃的な布陣を敷く。そのうえで、主砲C・ロナウドが気持ちよくプレーできる環境を見事に作りあげた。その結果として、エースはハットトリックを達成。チームはグループ最大の難敵相手に勝点1を獲得することに成功した。絶対的なストライカーが活躍できて守備も崩壊しない、ギリギリのバランスを維持しつづけたチームに唯一致命的なミスがあったとすれば、セットプレーでの守備。上背のないモウチーニョがD・コスタをマークする形になっていた点だけは、次戦以降に向けて修正しておきたい。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●内藤秀明