巨星イニエスタ、ひとりだけ異空間。34歳が魅せた“流石の妙技”にファン熱狂!

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月16日

交代時には盛大なスタンディングオベーションが

ポルトガル戦で先発を飾ったイニエスタは存分にプレゼンスを誇示。とりわけ前半は切れのあるプレーを連発した。(C)REUTERS/AFLO

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 大会2日目、とんでもないベストバウトが繰り広げられた。
 
 ロシア・ワールドカップのグループB、ポルトガルvsスペインの強国対決だ。EURO2016王者の前者がクリスチアーノ・ロナウドの2ゴールで波に乗れば、2010年ワールドカップ覇者の後者も負けじとジエゴ・コスタが2発と気を吐く。そして迎えた58分、スペインは右SBのナチョが狙い澄ましたハーフボレー弾を蹴り込んで逆転に成功。逃げ切りのシナリオを着々と遂行していたが……。88分、C・ロナウドにハットトリックを達成され、3-3のドローに終わった。
 
 この大一番、日本のサッカーファンがもっとも熱い視線を注いだのは、やはりアンドレス・イニエスタだろう。先日バルセロナからヴィッセル神戸への移籍を発表し、世界中の話題を集めたばかり。ポルトガル戦では4-1-4-1システムの左インサイドハーフで先発出場。随所でらしいプレーを連発した。

 
 開始4分に早々と先制されたスペイン。イニエスタは慌てず騒がず普段通りに、下がってパスを受けては的確に散らし、イスコ、コケ、ダビド・シルバらの奔放なプレーを引き出していく。かと思えば20分、鋭い仕掛けで左サイドを打破し、深い切り返しからゴールチャンスを生み出した。さらに26分に精緻なロブパスでジョルディ・アルバのラインブレイクを導き、34分には左サイドからのクロスに呼応して左足を振り抜いた。惜しくもゴールには繋がらなかったが、身体の切れとコンディションが良好であることを印象付けた。
 
 後半にスペインは2ゴールを挙げてゲームをひっくり返す。リードを奪うやイニエスタはさっと位置を下げてチェンジ・オブ・ペースを心掛け、卓越した戦術眼を炸裂させるのだ。70分の交代時にはフィシュト・スタジアムのファンに大歓声とスタンディングオベーションで見送られた。誰もがこの魔法使いをワールドカップで拝めるのは、これが最後だと知っているのだ。
 
 34歳で迎えた4度目の檜舞台。イニエスタはいつもと変わらず、異空間で独特のリズムを刻んだ。
 
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