この日、日本がスイスを圧倒したのは…
負けた相手がドイツ、スペインといったサッカー大国なら、「まあ、仕方ない」となる。しかし、日本が完敗を喫したのはいわば中堅国のスイスだ。ワールドカップで躍進を狙うなら、こういう国から勝点を取らなくてはいけないのに、結果は0-2。やはり日本は弱いということを改めて突き付けられた、希望なき敗戦だ。
ワールドカップで必要なのは、内容ではなく結果だ。なりふり構わず、泥臭く、勝点を奪いにいくという根本的なスタンスが日本に欠けているのではないか。3バックだの、4バックだの、攻撃の形がどうの、プレスの掛け方がどうのという部分にこだわっている場合ではない。
紙一重の勝負のところで、日本はスイスに完敗を喫した。例えば酒井宏樹がジェルダン・シャキリにギリギリのところでかわされてクロスを上げられた結果、ゴールを奪われている。そういうところが今の日本、いや、昔から圧倒的に不足している部分だ。
ワールドカップで必要なのは、内容ではなく結果だ。なりふり構わず、泥臭く、勝点を奪いにいくという根本的なスタンスが日本に欠けているのではないか。3バックだの、4バックだの、攻撃の形がどうの、プレスの掛け方がどうのという部分にこだわっている場合ではない。
紙一重の勝負のところで、日本はスイスに完敗を喫した。例えば酒井宏樹がジェルダン・シャキリにギリギリのところでかわされてクロスを上げられた結果、ゴールを奪われている。そういうところが今の日本、いや、昔から圧倒的に不足している部分だ。
3バックは不発、4バックもダメで、いよいよ拠り所がなくなってきた。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任を受け、西野朗監督が就任して3バックを導入するといった頃は「もしかしたら変わるかも」という期待があったようにも見えた。しかし、現実は甘くなかったということだ。今のところ、西野政権になってポジティブな材料はそこまで見えてこない。
ルガーノのスタディオ・コルナレドで日本がスイスを圧倒していたのは、おそらくメディアの数だけ。なんとも空しい現実である。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト)
【日本代表取材PHOTO】ルガーノからゼーフェルトへ、7時間のバスの旅
【日本代表PHOTO】スイス2-0日本|西野ジャパンがまたしても2失点の完敗。ガーナ戦に続いて2連敗を喫する
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