さて、日本代表は過去５大会のワールドカップで合計14得点を挙げているが、とりわけゴール数の多い「番号」はあるのだろうか。以下が内訳だ。
 
３得点…９番
２得点…５番、７番、18番
１得点…４番、８番、10番、11番、20番
 
　取り立ててラッキーナンバーと言えるものはないが、トップはやはりエースストライカーが付ける「９」で、中山が１得点、岡崎が２得点を挙げている。今回も同番号を担う岡崎にかかる期待は大きい。２得点の番号で見るなら、「５」＝長友、「７」＝柴崎、「18」＝大島僚太がはたしてどうなるか。「９」と同様に攻撃の中軸を担うはずの「10」と「11」が、それぞれ１得点ずつなのは寂しいかぎり。「10」香川に加え、さかのぼれば“キングカズ”の系譜を継ぐ「11」宇佐美貴史の奮闘に注目だ。
 
　余談だが、今大会を含めて３大会以上にエントリーした選手は合計で11人いるが、すべて異なる番号を付けたのは稲本潤一ただひとり。「５」「17」「20」で、ボランチがよく付ける「６」は一度も巡ってこなかった。ちなみに稲本は川崎フロンターレ時代が「20」、現在は北海道コンサドーレ札幌で「17」を背負っている。これは単なる偶然だろうか。


 

　以下、日本代表のワールドカップにおける「背番号の系譜」だ。
 
【背番号１】
小島伸幸（98）→川口能活（02）→楢崎正剛（06）→楢崎正剛（10）→川島永嗣（14）→川島永嗣（18）
 
【背番号２】
名良橋晃（98）→秋田豊（02）→茂庭照幸（06）→阿部勇樹（10）→内田篤人（14）→植田直通（18）
 
【背番号３】
相馬直樹（98）→松田直樹（02）→駒野友一（06）→駒野友一（10）→酒井高徳（14）→昌子源（18）
 
【背番号４】
井原正巳（98）→森岡隆三（02）→遠藤保仁（06）→田中マルクス闘莉王（10）→本田圭佑（14）→本田圭佑（18）
 
【背番号５】
小村徳男（98）→稲本潤一（02）→宮本恒靖（06）→長友佑都（10）→長友佑都（14）→長友佑都（18）
 
【背番号６】
山口素弘（98）→服部年宏（02）→中田浩二（06）→内田篤人（10）→森重真人（14）→遠藤航（18）
 
【背番号７】
伊東輝悦（98）→中田英寿（02）→中田英寿（06）→遠藤保仁（10）→遠藤保仁（14）→柴崎岳（18）
 
【背番号８】
中田英寿（98）→森島寛晃（02）→小笠原満男（06）→松井大輔（10）→清武弘嗣（14）→原口元気（18）