日本 対 ギリシャ|ザッケローニ監督 会見コメント「パワープレーはミスではない」

カテゴリ:日本代表

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年06月20日

「我々にはアイデアが欠けていた。スピードも足りなかった」

後半途中から1トップに入った岡崎。再三に渡り、裏のスペースに入り込んだが、ゴールには至らず。(C) SOCCER DIGEST

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――パワープレーはしないと以前言っていたが、2試合続けて行なっている。それは考えが変わったからか? それとも選手が判断しているのか?
 このチームは同じ方向に進んできた。テクニックを活かして速攻で攻める。そして、相手に付け入る隙を与えない。4年間はそれで成功していたし、ワールドカップでもそうした形でアプローチするのが適切だった。しかし、残念ながらこの2試合で、日本の本来のプレースピードを見せることはできなかった。
 
――相手は途中から10人で、ドローは負け試合のような味わいでは?
 もっと得点が入ると思っていた。勝利に向かって力を尽くしたが、結果には満足していない。もちろん得点が欲しかったし、チャンスも多く作り出せたものの、生かしきれなかった。もっとスピーディーに攻撃していれば、得点の可能性も広がったと思う。
 
――後半途中から岡崎を前線に上げた理由は?
 日本は選手がひとり多く、パスをもっと早く回せばスペースを使えると考えた。巧みにスペースを使える香川のような選手が必要で、その前にゲームを作れる遠藤も入れていたので、岡崎を前線に上げる決断をした。
 
――プレースピードが足りなかった原因は気候条件か、それとも別の理由か?
 我々にはアイデアが欠けていた。最後の部分の発想がなく、スピードに関して言えば、最初から足りなかった。後方からカウンターを仕掛ける際も、スピードが足りず、相手が上手く守備できていた。日本は相手陣内に116回も攻め込んだが、それほど攻めなくても得点になることはある。
 
――コロンビアが第2戦を勝利したが、日本との第3戦に影響はあるか?
 分からない。コロンビアの監督がどうするつもりか分からないが、我々がどのように戦うべきかは、分かっている。第1戦、第2戦とは別の試合をしないといけない。
 
――終盤にドリブラーを入れる考えはなかった?
 ドリブルするようなスペースはなかった。ほとんどの局面で1対1になっていて、その状態であれば、香川や本田なども強さを発揮できると思っていた。
 
――岡崎を2列目の左でスタメン起用した理由は?
 サイドで上手く動けていれば勝てた試合だった。ただ戦術的に言えば、岡崎のプレーはできていた。

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