生き残るためには「アグレッシブなスタイル」を貫くのみ。
もうひとつ、ギリシャで注意したいのはセットプレーだろう。190センチ級の長身選手を揃える彼らの高さは、まともに張り合っても太刀打ちできない。有効策はゴール近くでセットプレーを与えない、それに尽きる。できることならCKさえも与えたくないところだが、そのリスクを低減するためにも、やはり敵陣でのプレー機会をいかに増やせるかがポイントとなる。
つまり、日本とすればハイプレスとポゼッションによるいつものサッカーを展開すればいい。コートジボワール戦では相手の圧力に恐れをなし、ラインを下げてしまったために「自分たちのサッカー」ができなかった。ギリシャ戦でも同じような症状が出てしまったら、それはほとんど敗戦を意味する。ハイプレスとハイライン。ともするとカウンターの餌食となりやすいが、結局のところ日本の持ち味を発揮するには、このアグレッシブなスタイルが欠かせない。
「このチームが今までのようなプレーをできれば、素晴らしい成果を残せると思う」
ザッケローニ監督は、自らのやり方を信じて疑わない。それ以外の手法を持ち合わせていないとも言えなくもないが、日本が結果を出すイメージは、「今までのスタイル」からしか浮かばないだけに、やり切るしかないだろう。
信じた道を突き進むのみ――。拠り所はそこしかないのだから。
取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)
【写真】日本代表メンバー23人
つまり、日本とすればハイプレスとポゼッションによるいつものサッカーを展開すればいい。コートジボワール戦では相手の圧力に恐れをなし、ラインを下げてしまったために「自分たちのサッカー」ができなかった。ギリシャ戦でも同じような症状が出てしまったら、それはほとんど敗戦を意味する。ハイプレスとハイライン。ともするとカウンターの餌食となりやすいが、結局のところ日本の持ち味を発揮するには、このアグレッシブなスタイルが欠かせない。
「このチームが今までのようなプレーをできれば、素晴らしい成果を残せると思う」
ザッケローニ監督は、自らのやり方を信じて疑わない。それ以外の手法を持ち合わせていないとも言えなくもないが、日本が結果を出すイメージは、「今までのスタイル」からしか浮かばないだけに、やり切るしかないだろう。
信じた道を突き進むのみ――。拠り所はそこしかないのだから。
取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)
【写真】日本代表メンバー23人