2日目は子どもたちと交流。「パワーをもらいました」
2日目。選手とスタッフは数グループに分かれ、朝から陸前高田市の各小学校を訪問。さらに地元のりんご農園やきのこ栽培場、牡蠣養殖所を見学。地元の子どもや大人から歓迎を受けた。
そして、選手たちは毎年サッカー教室を実施していた陸前高田小学校に集合。再びグループに分かれ、校庭ではフロンターレ算数ドリルの実践学習、教室では川崎市幸区との協力で制作された防災カルタ、体育館では小学校の運動会が近いということで出し物であるダンス練習と、子どもたちとコミュニケーションを取りながら課外授業を行なった。昼食で一緒に給食をいただく頃には、子どもたちも選手たちとすっかり打ち解けた様子。
今回初めて被災地を訪れた新加入選手や若手選手も多く、陸前高田市の現状を見ていろいろと考えさせられると同時に、無邪気に笑う子どもたちを見て「逆に笑顔になれました」「パワーをもらいました」という声が多く聞かれた。
「被災地に来たのは初めてです。僕の感覚としては月日がたってもう少し町ができあがっているのかなと思っていましたが、海沿いはまだ建物が建っていないですし、まだまだ復興はこれからなんだなと感じました。そして話には聞いていたんですが、実際にこうして陸前高田の人たちと交流してフロンターレのことが大好きなんだなという気持ちを肌で感じましたし、逆にフロンターレが陸前高田という町を大事にしている意味が分かりました。お互いに生かし生かされる関係ができあがっているのかなと思っています」
(赤﨑秀平)
「被災地の様子は映像でしか見たことがなかったんですが、僕の印象では数年たって、ようやく復興してきたんだなという思いと同時に、まだまだな部分も多いのかなと感じました。今回こうして地元の人たちと交流してみて、交流会では平日にも関わらずたくさんの人が来てくれて本当に嬉しかったですし、皆さんの思いを受けて僕たちも何かしらの形で還元していければと思います」
(鈴木雄斗)
「僕も被災地に来たのは初めてですが、実際に来てみると復興が進んでいる中でもまだまだ大変なことが多いいんだなと感じました。でも、陸前高田の人たちが笑顔で僕たちを迎えてくれて、藁科社長(川崎フロンターレ代表取締役社長 藁科義弘)も話していましたが、自分たちが支援するというよりは逆に勇気や元気をもらった感じがします」
(守田英正)
リーグ戦が終わった翌日朝からの一泊二日、分刻みのスケジュール。事前の準備も含めるとかなり大掛かりな活動内容だったが、「高田フロンターレスマイルシップ」は陸前高田市の行政や地元の方々の協力、日頃からクラブをサポートしてくれているサポーターの協力があって初めて成り立つもの。そういう意味でもこの活動は川崎フロンターレの一方的な支援ではなく、毎年お互いが楽しみにしている交流という形に姿を変え、被災地の復興とともにこれからも続いていくだろう。
取材・文●麻生広郷(フリーライター)
写真もいっぱい。川崎フロンターレ公式サイト 2日目レポートへ
http://www.frontale.co.jp/diary/2018/0527.html
そして、選手たちは毎年サッカー教室を実施していた陸前高田小学校に集合。再びグループに分かれ、校庭ではフロンターレ算数ドリルの実践学習、教室では川崎市幸区との協力で制作された防災カルタ、体育館では小学校の運動会が近いということで出し物であるダンス練習と、子どもたちとコミュニケーションを取りながら課外授業を行なった。昼食で一緒に給食をいただく頃には、子どもたちも選手たちとすっかり打ち解けた様子。
今回初めて被災地を訪れた新加入選手や若手選手も多く、陸前高田市の現状を見ていろいろと考えさせられると同時に、無邪気に笑う子どもたちを見て「逆に笑顔になれました」「パワーをもらいました」という声が多く聞かれた。
「被災地に来たのは初めてです。僕の感覚としては月日がたってもう少し町ができあがっているのかなと思っていましたが、海沿いはまだ建物が建っていないですし、まだまだ復興はこれからなんだなと感じました。そして話には聞いていたんですが、実際にこうして陸前高田の人たちと交流してフロンターレのことが大好きなんだなという気持ちを肌で感じましたし、逆にフロンターレが陸前高田という町を大事にしている意味が分かりました。お互いに生かし生かされる関係ができあがっているのかなと思っています」
(赤﨑秀平)
「被災地の様子は映像でしか見たことがなかったんですが、僕の印象では数年たって、ようやく復興してきたんだなという思いと同時に、まだまだな部分も多いのかなと感じました。今回こうして地元の人たちと交流してみて、交流会では平日にも関わらずたくさんの人が来てくれて本当に嬉しかったですし、皆さんの思いを受けて僕たちも何かしらの形で還元していければと思います」
(鈴木雄斗)
「僕も被災地に来たのは初めてですが、実際に来てみると復興が進んでいる中でもまだまだ大変なことが多いいんだなと感じました。でも、陸前高田の人たちが笑顔で僕たちを迎えてくれて、藁科社長(川崎フロンターレ代表取締役社長 藁科義弘)も話していましたが、自分たちが支援するというよりは逆に勇気や元気をもらった感じがします」
(守田英正)
リーグ戦が終わった翌日朝からの一泊二日、分刻みのスケジュール。事前の準備も含めるとかなり大掛かりな活動内容だったが、「高田フロンターレスマイルシップ」は陸前高田市の行政や地元の方々の協力、日頃からクラブをサポートしてくれているサポーターの協力があって初めて成り立つもの。そういう意味でもこの活動は川崎フロンターレの一方的な支援ではなく、毎年お互いが楽しみにしている交流という形に姿を変え、被災地の復興とともにこれからも続いていくだろう。
取材・文●麻生広郷(フリーライター)
写真もいっぱい。川崎フロンターレ公式サイト 2日目レポートへ
http://www.frontale.co.jp/diary/2018/0527.html