山田直輝が小さく笑った夜 大怪我から復活を遂げ、7年ぶりに叶えられた願い

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始

2018年05月10日

新監督就任後、山田は全4試合でベンチ入り。期待の大きさが伝わる

まずは「埼スタのピッチに立って勝つ」という想いを実現させた山田。巻き返しを目指すチームの主軸となれるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 山田がホームでフル出場して勝利したのはいつか。調べてみたところ、2011年6月22日、17節のアビスパ福岡戦(〇3-0)まで遡る。実に約7年ぶりだ。埼スタで先発しての勝利は14年4月6日のルヴァンカップ・徳島ヴォルティス戦(〇4-3)で記録しているが、ハーフタイムに交代を告げられている。

 もちろん昨季、J2とはいえ湘南でコンスタントに先発フル出場し、攻撃の大動脈としてJ1昇格に貢献している。それを踏まえれば、先発することは本人にとっては“当たり前”でなければならないと感じているに違いない。

 とはいえ、度重なる大きな怪我を乗り越えて復活を遂げ、本人がまず望んでいた「埼スタのピッチに立って勝つこと」という一つの結果を刻めた。ポジティブな第一歩と受け止めていいはずだ。
 
「すべてのタイトルを獲ることが今年の目標。Jリーグではまだチャンスはあると思っていますし、まず中断期間までルヴァンカップを含めて3試合。もちろんすべて勝ちに行きます」

 オリヴェイラ監督の就任後、全4試合で山田はベンチ入りしており(リーグ1試合に出場)、新指揮官の期待の大きさが伝わってくる。この日、静かに踏み出した一歩を原動力に、ぐっと力強く、大きく踏み出したい。

取材・文:塚越 始
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