移籍金捻出のための放出候補とされているのは?
昨夏の移籍市場でパリ・サンジェルマンへネイマールを放出した際に2億2200万ユーロ(約284億円)を手にしたバルサだが、同時にドルトムントからウスマンヌ・デンベレを1億500万ユーロ(約134億4000万円)で獲得。さらに今年1月には、リバプールからフィリッペ・コウチーニョを1億6000万ユーロ(約208億円)で買い付けてもいた。
矢継ぎ早にビッグディールを成立させてきたバルサだが、それだけに予算に余裕があるわけではない。グリエーズマン獲得のためには、人員過多となっている前線のタレント陣を整理する必要がある。
そこで現在、スペイン・メディアを中心に放出候補として名が挙がっているのが、昨夏にバルサへやって来たばかりのデンベレだ。
矢継ぎ早にビッグディールを成立させてきたバルサだが、それだけに予算に余裕があるわけではない。グリエーズマン獲得のためには、人員過多となっている前線のタレント陣を整理する必要がある。
そこで現在、スペイン・メディアを中心に放出候補として名が挙がっているのが、昨夏にバルサへやって来たばかりのデンベレだ。
昨年9月のヘタフェ戦(リーガ4節)で左太腿断裂という大怪我を負い、長期離脱を強いられた20歳のフランス代表FWは、今年1月に戦列復帰するも、低調なパフォーマンスに終始。スペイン誌『Don Valon』は、今年3月にアーセナルやリバプールがデンベレ獲得を模索していたことを伝え、「バルサもそれを容認するのではないか」と報じていた。
しかし、バルトメウ会長は前述の『RAC1』の取材で、「デンベレはまだ若く、未来への投資だ。彼には時間を与えなくてはならないし、今のパフォーマンスだけに目を向けているわけではない」と、俊英FWの早すぎる放出を否定している。
となると、グリエーズマン獲得に向け、バルサは高額な移籍金を捻出するための新たなプランを練る必要性が出てくる。その間に、「ワールドカップ前に決めたい」と話しているグリエーズマンが、豊富な資金力を持つプレミアリーグのクラブや他リーグのメガクラブに出し抜かれてしまうこともありえるだろう。
リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、そしてグリエーズマンの『MSG』トリオ結成を来シーズンのチームの目玉としたいバルサだが、シーズン終了と同時に何らかの動きを見せなければ、ビッグスターの獲得を取り逃す失態を犯してしまうかもしれない。