最高潮に達したナポリを取り巻く空気!
これでユーベとの勝点差は1。ディエゴ・マラドーナを擁した1989-90シーズン以来となる悲願のスクデットを手に入れるためには、残り4試合に全勝したうえで、ユーベの取りこぼしに期待しなければならない。絶対王者が2試合以上取りこぼすことは考えにくく、1試合でも勝点3を逃せば、ナポリはその時点で優勝の可能性が一気に萎むことになる。
そんなナポリの残り4試合の相手は、フィオレンティーナ、トリノ、サンプドリア、クロトーネ。インテル、そしてローマという強豪との対戦を残すユーベと比べれば難易度は低いが、ギリギリの残留争いを続けているクロトーネも含めて、楽に勝たせてくれる相手はひとつもない。
そんなナポリの残り4試合の相手は、フィオレンティーナ、トリノ、サンプドリア、クロトーネ。インテル、そしてローマという強豪との対戦を残すユーベと比べれば難易度は低いが、ギリギリの残留争いを続けているクロトーネも含めて、楽に勝たせてくれる相手はひとつもない。
ナポリが奇跡を起こせるかどうかは、このユーベ戦勝利がもたらした「勢い」、そしてチーム内外の熱狂をどのように受け止め、力にすることができるかに懸かっている。
ユーベ戦後の深夜3時、ナポリ空港はトリノから帰ってきたチームを迎えようという1万人ものサポーターで埋まっていた。これまでは「チームに過剰なプレッシャーを与えないため」という名目で抑え込んできた期待と興奮(ウルトラスもあえてそのように振る舞ってきた)が解き放たれて、ナポリを取り巻く空気は一気に最高潮に達している。