西野ジャパンの救世主に!齋藤学が醸し出す“何かをやってくれそう”感は異次元

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年04月14日

「大丈夫。ここから」。それは自分に言い聞かせるように…

復帰戦の相手は古巣の横浜。途中出場から持ち前の突破力を披露し、元チームメイトの中澤(写真右)も「良い選手だなと改めて思った」と称賛した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 怪我の回復具合もまったく問題なさそうに見えたが、「いやでも、いつ再断裂するか分からないから。それはちゃんと気を付けないと」と否定した後、マナブは小さな声でこう続けた。
 
「大丈夫、大丈夫。ここから」
 
 それは自分に言い聞かせているようにも聞こえた。
 
 次のC大阪戦では再び、途中出場から等々力でのホームデビューを飾った。77分からプレーした横浜戦よりも、20分以上早い55分に出番が回って来た。
 
 周囲とのコンビネーションにはまだ課題を残すが、間違いなくコンディションは上がってきているようだ。「もう復帰したからとか言っていられないので、結果を残せるようにやっていきたい」と、さらなる活躍を誓う。
 
「自分がどう輝けるかをしっかりイメージして切り替えていきたい」
 
 レギュラー争いに勝ち、確固たる地位を確立して、チームの勝利に貢献する。
 
 そして、その先に見据えるのはもちろん、ロシア・ワールドカップだ。残された時間は限られているが、チャンスがないわけではない。
 
 前回のブラジル大会ではメンバー入りを果たしたが、グループリーグ全3試合で出場はなかった。「目の前で試合を見られた、一番、恵まれた“観光客”……。悔しかった。ピッチに立つ怖さはあったけど、そこまでの力を示せなかった」。このままでは終われない。あの時の借りを返したい。
 
 完全復活に向けて、着実に前に進んでいる。まずは新天地での初ゴール、初勝利を目指して、マナブのさらなるハイパフォーマンスを期待したい。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
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