ワールドカップでは大迫勇也とマッチアップ!?
なかでも際立つのがポジショニングの巧みさだ。
ハイライン・ハイプレスを基本的な守備戦術とするスパーズは、カウンターに脆さを見せがちだが、サンチェスは的確な位置取りでピンチの芽を摘み、時には敵アタッカーをオフサイドの網にかける。ストーク戦では珍しく1本のパスでセネガル代表FWマメ・ディウフに裏を取られ、ロリスが飛び出すもクリアし切れずゴールを割られた。だがそれ以外では持ち前の戦術眼と状況判断で相手の逆襲を封殺。とりわけターゲットマンの背後から飛び出してくる選手への対応が秀逸だ。
自身もCB出身であるポチェティーノ監督は、「ダビンソンは間違いなくワールドクラスになる。このプレミアの舞台で揉まれて日々どんどん進化しているからね。末恐ろしい若者だよ」と激賞する。コロンビア代表でもこの半年間でステータスを一気に向上させ、ホセ・ペケルマン監督の信頼を勝ち取った。ワールドカップ本番で日本代表攻撃陣の脅威となるのは確実で、大迫勇也や杉本健勇らターゲットマンは、この天才肌のCBとの駆け引きに勝利しなければならない。
ハイライン・ハイプレスを基本的な守備戦術とするスパーズは、カウンターに脆さを見せがちだが、サンチェスは的確な位置取りでピンチの芽を摘み、時には敵アタッカーをオフサイドの網にかける。ストーク戦では珍しく1本のパスでセネガル代表FWマメ・ディウフに裏を取られ、ロリスが飛び出すもクリアし切れずゴールを割られた。だがそれ以外では持ち前の戦術眼と状況判断で相手の逆襲を封殺。とりわけターゲットマンの背後から飛び出してくる選手への対応が秀逸だ。
自身もCB出身であるポチェティーノ監督は、「ダビンソンは間違いなくワールドクラスになる。このプレミアの舞台で揉まれて日々どんどん進化しているからね。末恐ろしい若者だよ」と激賞する。コロンビア代表でもこの半年間でステータスを一気に向上させ、ホセ・ペケルマン監督の信頼を勝ち取った。ワールドカップ本番で日本代表攻撃陣の脅威となるのは確実で、大迫勇也や杉本健勇らターゲットマンは、この天才肌のCBとの駆け引きに勝利しなければならない。
新スタジアム建設の費用捻出のため、昨年夏のプレシーズンも積極補強に動かなかったトッテナム。地味なアクションを非難され、サンチェスにここまでの巨費を投じる価値があったのかと揶揄もされた。だが、敏腕スカウトであるスティーブ・ヒッチンとダビエル・レビー会長のジャッジに狂いはなかったのだ。
スパーズはとんでもない“お宝”を手に入れたのである。
スパーズはとんでもない“お宝”を手に入れたのである。