久保に対する批判は間違っている!?
——久保には2月3日のオイペン戦後、匿名のチーム関係者・チームメイトから「あまりに得点を決めたいというエゴが強すぎる」「守備のタスクをしっかりやらない」という批判がありました。あなたは、どう思いますか?
「あの批判については、あまりにも個人を攻撃し過ぎている。批判の内容も、頷けない部分がある。もちろん、ヘントの人々は、久保に多くのことを期待している。だけど、10月半ばから指揮を執るファン・デルハーゲ監督のシステムが、彼の特性とマッチしていないことも、苦しんでいる一因だと思う。
私が思うに、久保にはダイナミックなウインガーが必要だ。ここに来て、左ウイングのサイモンのコンディションが整ってきた。それは久保にとっては吉報だろう」
「あの批判については、あまりにも個人を攻撃し過ぎている。批判の内容も、頷けない部分がある。もちろん、ヘントの人々は、久保に多くのことを期待している。だけど、10月半ばから指揮を執るファン・デルハーゲ監督のシステムが、彼の特性とマッチしていないことも、苦しんでいる一因だと思う。
私が思うに、久保にはダイナミックなウインガーが必要だ。ここに来て、左ウイングのサイモンのコンディションが整ってきた。それは久保にとっては吉報だろう」
—―さて、プレーオフ1の開幕が近づいています。久保への期待は?
「久保はまず、頭の中を空っぽにしなければならない。ロシア・ワールドカップのことは、あまり考えないほうがいい。そして、かつてのレベルを取り戻してほしい。ヘントでの久保はトップ下だが、あまりポジションにとらわれず、フリーロールとして奔放に動く彼の姿を、個人的には見てみたい」
取材・文●中田徹