【指揮官コラム】三浦泰年の『情熱地泰』|石が降ってもサッカーはやるのだ!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月20日

どんな時も言い訳はせず、しかし『有言実行』でなくては。

G大阪U-23戦は、攻撃陣が爆発し、4-1で勝利。ホームで今季初勝利を飾った。(C) SOCCER DIGEST

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 そして数日後、鴨池へ向かう途中、明らかに桜島も見えず灰が降った日に、ガンバ大阪U-23との第2節の試合が行なわれた。
 
 よく桜島の噴火は、「景気付けの花火と同じ。縁起がいいのよ!」と、来た当時は言われたものだが、少し疑いながらも今シーズンの初勝利をホームで、と誓って試合に臨んだ。
 
 そして子どもの頃に言われた『石が降ってもサッカーはやる』。これが現実になった。どんな環境でもプロフェッショナルとしてプレーする。言い訳することなく、人を全力プレーで感動させる。
 
 昨日、鹿児島ローカルNHKの夕方のニュースへ生出演したのだが、その番組のなかで薩摩硫黄島が噴火警戒レベル2に引き上げられたというニュースが流れた。
 
 何が起こるか分からない――。
 
 サッカーも同じ。90分間の中で何が起こるか分からない。だから、サッカーは世界中の人々が熱狂するスポーツなのだ。
 
 ただそれでも、日本の価値観では、まだまだサッカーより優先されるものはたくさんあるし、九州の一地方都市となれば、サッカー界に身を置く者にとってはそれが理解しがたい時もある。
 
 だからこそ『有言実行』だ。世間に出て、発信して、やれることはすべてやって、結果も出していかなければならない。男は黙って、『不言実行』では駄目なのだ。
 
 そして槍が降っても、諦めずにやり続ける。流石に槍はないであろうが……。
 
 なんとか第2節に勝利し、2018年のスタートが切れた。これからが楽しみであり、大事になる。
 
2018年3月19日
三浦泰年
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