久保はあくまでスーパーサブ
確かに久保の投入で攻撃に流れが生まれた。しかし、同時に自陣エリア内まで攻め込まれる頻度もやや高まった点は見逃せないだろう。なにを主張したいかと言えば、「あとは攻撃」の部分を「久保のスタメン起用」と結びつけるのは早計だということだ。
チーム全体のバランスを考えれば、現時点ではまだ前田を先発で使うべきだろう。ゴールに捉われすぎて、浦和戦で良かった部分(組織立った守備)を壊すようなことがあっては元も子もない。
久保が素晴らしい才能の持ち主であることは疑いの余地がない。ただし、16歳でフィジカル的な部分はさすがにプロの世界では見劣りする。前田がこなした守備のタスクを、彼が同レベルで実践できるとは考えにくい。
チーム全体のバランスを考えれば、現時点ではまだ前田を先発で使うべきだろう。ゴールに捉われすぎて、浦和戦で良かった部分(組織立った守備)を壊すようなことがあっては元も子もない。
久保が素晴らしい才能の持ち主であることは疑いの余地がない。ただし、16歳でフィジカル的な部分はさすがにプロの世界では見劣りする。前田がこなした守備のタスクを、彼が同レベルで実践できるとは考えにくい。
今季のFC東京がここから勝点を積み上げるには「堅守がベース」という部分を崩さずに戦うことだろう。攻撃に特化した久保はあくまでスーパーサブと考えたほうがベターではないか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)