“まくりの森重”の本領発揮なるか
[J1・1節]FC東京1-1浦和/2月24日/味スタ
まさかの代表落選、さらに左腓骨筋腱脱臼での4か月の戦線離脱と悪夢に見舞われた2017年シーズンを経て復活を期す今季は、森重真人にとって勝負のシーズン。FC東京でのリーグ制覇はもちろん、ロシア・ワールドカップのメンバー入りが大きな目標となる。その意味で、浦和とのホーム開幕戦でのパフォーマンスは森重のコンディションを推し量るうえでひとつの物差しになった。
記者席からは、水準以上のプレーをしているように映った。CBでコンビを組んだチャン・ヒョンスとのコンビネーションも問題なく、このふたりは最終ラインの中央部に強固な壁を築いていたのだ。実際、ピンチらしいピンチは失点につながった50分のシーンのみ。この日のFC東京は守備面でポジティブな印象を残していた。
しかし、本人に満足した様子はなかった。
まさかの代表落選、さらに左腓骨筋腱脱臼での4か月の戦線離脱と悪夢に見舞われた2017年シーズンを経て復活を期す今季は、森重真人にとって勝負のシーズン。FC東京でのリーグ制覇はもちろん、ロシア・ワールドカップのメンバー入りが大きな目標となる。その意味で、浦和とのホーム開幕戦でのパフォーマンスは森重のコンディションを推し量るうえでひとつの物差しになった。
記者席からは、水準以上のプレーをしているように映った。CBでコンビを組んだチャン・ヒョンスとのコンビネーションも問題なく、このふたりは最終ラインの中央部に強固な壁を築いていたのだ。実際、ピンチらしいピンチは失点につながった50分のシーンのみ。この日のFC東京は守備面でポジティブな印象を残していた。
しかし、本人に満足した様子はなかった。
「まだ全然だなと。前半は特に試合に入れていない感覚でした」
後半に関して言えば、組み立ての局面での判断が甘かったという。
「意図的に持ち上がってチャレンジしましたが、上手くいくこともあれば、そうでない時もありました。もうちょっと自分の選択が良くならないと」
とはいえ、焦りがあるわけではない。
「試合をこなして、ゲーム感覚や駆け引きの仕方などを取り戻していけばいい」
振り返れば、4年前の森重もJリーグ開幕あたりからコンディションをグッと高めて、ワールドカップ本大会のグループリーグ初戦(コートジボワール戦)でスタメンに名を連ねた。ロシア・ワールドカップのメンバー発表までの約3か月、“まくりの森重”の本領発揮なるか、大いに注目したい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
後半に関して言えば、組み立ての局面での判断が甘かったという。
「意図的に持ち上がってチャレンジしましたが、上手くいくこともあれば、そうでない時もありました。もうちょっと自分の選択が良くならないと」
とはいえ、焦りがあるわけではない。
「試合をこなして、ゲーム感覚や駆け引きの仕方などを取り戻していけばいい」
振り返れば、4年前の森重もJリーグ開幕あたりからコンディションをグッと高めて、ワールドカップ本大会のグループリーグ初戦(コートジボワール戦)でスタメンに名を連ねた。ロシア・ワールドカップのメンバー発表までの約3か月、“まくりの森重”の本領発揮なるか、大いに注目したい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)