肝は「その時々で“やってはいけないこと”」
戦術の幅を広げる鹿島のキーパーソン。そう言っても過言ではない。昨季まではJ2でプレーしていたが、今季はJ1でリーグタイトルを義務付けられたチームの主力として、ACLの舞台にも立つ。
「鹿島に移籍すると聞いた時、良いチャレンジだなと思いましたね」
無限の可能性を秘めた22歳の奮闘に、目を細める人物がいる。昨季まで東京Vで安西とチームメイトだった高木純平氏だ。
昨季限りで現役を退いた高木氏は現在、古巣の清水でフロント業務に従事しており、アイスタでの開幕戦後、ふたりが挨拶をかわす場面もあった。
「(高木氏とは)2年間、一緒にやらせてもらって、本当に良い人だし、サッカーが上手くて、サッカーIQもめちゃくちゃ高い」(安西)
「鹿島に移籍すると聞いた時、良いチャレンジだなと思いましたね」
無限の可能性を秘めた22歳の奮闘に、目を細める人物がいる。昨季まで東京Vで安西とチームメイトだった高木純平氏だ。
昨季限りで現役を退いた高木氏は現在、古巣の清水でフロント業務に従事しており、アイスタでの開幕戦後、ふたりが挨拶をかわす場面もあった。
「(高木氏とは)2年間、一緒にやらせてもらって、本当に良い人だし、サッカーが上手くて、サッカーIQもめちゃくちゃ高い」(安西)
現役時代は清水、札幌、山形、東京Vで活躍した高木氏は、左右のサイドハーフ、SB、ボランチなど、安西と同じように複数のポジションをハイレベルにこなすユーティリティプレーヤーだった。それだけに、安西は東京V時代に高木氏に「いろいろ質問した」という。
当時、高木氏は安西にどんなことをレクチャーしたのか。
「いろんなポジションをやる際、『どういうことを意識していますか?』と聞かれたので、『その時々で“やってはいけないこと”』と答えましたね。
例えば、後ろのポジションなら、そこで奪われたら誰もいない状況で攻められてしまうからミスはしないようにするとか、中盤なら、仕掛けなければいけない時もあるけど、つなぐ時は簡単に取られないようにする、とか。そのポジションで一番やってはいけないこと。そこを切り替えて考えるようにしている、と」
当時、高木氏は安西にどんなことをレクチャーしたのか。
「いろんなポジションをやる際、『どういうことを意識していますか?』と聞かれたので、『その時々で“やってはいけないこと”』と答えましたね。
例えば、後ろのポジションなら、そこで奪われたら誰もいない状況で攻められてしまうからミスはしないようにするとか、中盤なら、仕掛けなければいけない時もあるけど、つなぐ時は簡単に取られないようにする、とか。そのポジションで一番やってはいけないこと。そこを切り替えて考えるようにしている、と」