浦和相手に2得点!名古屋期待の元ブラジル代表ジョーがいよいよ本領発揮へ

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2018年02月08日

「引き出してやればすごいプレーをしてくれると思う」とは玉田の弁。

 また、最近はトレーニングでもポストプレーや空中戦、スペースランニングなどフィニッシュの場面以外でのパフォーマンスも上がってきている印象で、浦和の槙野智章やマウリシオら屈強なDFを相手にしても力強さと精度を兼備したプレーを披露。「いろいろなところに顔を出してボールを受け、また動くのも自分の仕事」と胸を張った助っ人は、ブラジルでは“戦車”の異名をとることもあったというが、前線の橋頭保にふさわしい安定感も見せた。
 
 エース候補の活躍には風間監督も目を細めており、「FWらしく一度で動きを止めずにやり続けている。それがチームの選手にも見えてきた」と、連係面での成熟にも言及。玉田圭司も前日の練習後に「ジョーがまだ気を遣っているところがある。そういう選手なのかもしれないけど、周囲の選手がアイツの良さを引き出していかないとね」と語っていた。琉球戦ではともにプレーする時間帯があり、トリッキーなパスを含めて「これはどうだ?」とジョーの本質を探るようなプレーも連発。「型にはまっていたら面白くない。引き出してやればすごいプレーをしてくれると思う」という言葉通りの2得点は、名古屋にとってはさらなる可能性を感じさせるものだった。
 
「チームに貢献したいので、まだまだ点は取っていきたいね」
 
 リーグトップクラスの相手に好プレーを披露したことで、ジョーへの期待感は高まるばかり。個人としてもチームとしても、背番号7の適応は順調に進んでいると見ていい。
 
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
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