浦和相手に2得点!名古屋期待の元ブラジル代表ジョーがいよいよ本領発揮へ

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2018年02月08日

1点目はDFを跳ね飛ばしながら頭で押し込み、2点目は低い折り返しをコンパクトに合わせた。

クロスから沈めた2ゴールは、ジョーのパワーと嗅覚を証明するものだった。写真:今井雄一朗

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 タイに続いて沖縄で二次キャンプを張っている名古屋が7日、浦和との練習試合に臨んだ。この沖縄では5日にJ3の琉球と45分×4本の練習試合を行ない、合計スコア2-7で敗れている。タイからの移動後、オフを挟んで沖縄入り。その翌日に試合という過酷な日程は考慮すべきも、明らかな格下を相手に攻守両面で不安を残す結果が出ていただけに、この浦和戦は内容、結果ともに今後を占う試金石とも見られていた。
 
 結果から言えば、スコアは45分×4本の前半2本が3-3で、後半2本が1-1の計4-4の打ち合いとなり、J2からの昇格組としては善戦という結果で終えた。そのなかで名古屋を牽引したのが、ふたりのアタッカーだった。
 
 ひとりは、1ゴール・2アシストの大活躍を見せた和泉竜司だ。昨季は右サイドバックとしてチームの推進力を担った男は、今季は中盤で攻撃の仕掛け役を任されたことでさらに躍動。持ち前のキープ力と豊富な運動量で名古屋の攻撃を回転させるキーパーソンとしての存在感を日に日に増している。
 
 そして、もうひとりが誰あろう、元ブラジル代表FWのジョーだ。タイキャンプで設定された地元クラブとの練習試合でも得点を重ねてきたストライカーは、琉球との練習試合では不発に終わり、なかなかボールが回ってこない状況に業を煮やしてゴール前中央の持ち場を離れることも多かった。しかし中1日のブラッシュアップ期間で選手たちのマインドを整理した風間監督によってその動きや役割が明確になると、浦和を相手に硬軟織り交ぜての2得点。ようやく大物助っ人の本領を見た気がした。
 
 この日、ジョーが挙げた得点はともに和泉からのクロスを沈めたもの。1点目はDFを跳ね飛ばしながら頭で押し込み、2点目は低い折り返しをDFに一歩先んじて利き足をコンパクトに合わせた。パワーと嗅覚。どちらも彼のストライカーとしての能力の一端を示すもので、キレのある動きはフィットネスの上昇も感じさせた。
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