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【セルジオ越後】前途多難なJリーグ…再任が濃厚な村井チェアマンは苦境をどう乗り切るか?

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2018年02月07日

給与面や環境面にしてもなかなか厳しい現実がある。

今年1月に海外移籍した井手口。人気選手の流出はリーグにとっては痛い。(C)Getty Images

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 もっとも前途は多難だ。リーグ人気は低迷する一方だし、2018年シーズンの開幕が迫っているのに平昌オリンピックに話題を取られ、注目度は例年以上に低い。
 
 人気選手たちが次々に海を渡っているのも痛手だろう。お客さんを呼べる選手は明らかに減っている。今年1月には日本代表の主力に成長した井手口がリーズへ移籍(2017-18シーズンはスペインのクルトゥラル・レオネサでプレー)した。井手口は移籍会見で「もっとレベルの高いリーグで、自分自身を磨きたい」と語っていたが、ステップアップを目指す選手は今後も増えるだろうね。
 
 そもそも、今の子どもたちにとってJリーグは憧れの場所ではなくなっているんだ。目指すのは海外のビッグクラブ。日本人のレベルが上がったからと言えば聞こえは良いが、Jリーグの魅力が損なわれているという見方ができるんじゃないかな。給与面や環境面にしてもなかなか厳しい現実があるからね。
 
 一方、昨年には元ドイツ代表のポドルスキがヴィッセルに、今オフには元ブラジル代表のジョーがグランパスに加入したけど、リーグ開幕時と比べて大物が日本にやって来るケースは減っているよね。海外の選手が来たいと思えるようなリーグではなくなっているということだ。村井チェアマンが一瞬にして状況を変える“手品”のような打開策を打ち出せれば良いが、それは現実的ではない。
 
 それに6月のロシア・ワールドカップで日本が不甲斐ない結果に終われば、さらにサッカー人気は落ちるだろう。でも、今のハリルジャパンの戦いを見ていると、最悪のケースも覚悟しておくべきだと思う。

 J開幕から25周年という記念すべきシーズンには、課題が山積している。これをどう打開していくのか村井チェアマンのリーダーとしての資質が問われる。3期目は苦しいシーズンになりそうだ。
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