敵将をヒステリックにさせたU-18選抜の凄まじい攻撃力

カテゴリ:高校・ユース・その他

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年01月26日

後半は途中出場の2年生コンビが躍動。

抜群のコンビネーションを見せた森(右)と水野(左)。ふたりで4ゴールを挙げた。写真:ナイキ

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 後半に眩い輝きを放ったのが、水野と森の2年生コンビだ。1分に水野のピンポイントクロスに森がヘッドで合わせていきなりネットを揺らすと、13分にも森が財前のシュートのこぼれ球に反応して、ゴールにねじ込む。
 
 21分にCKの流れから財前の得点で6-0とすると、40分には水野がドリブルでふたりを抜き去り、そのボールを受けた森がGKをかわしてゴールに流し込み、ハットトリックを達成。すると、2分後に森とのワンツーで抜け出した水野がGKとの1対1を制して冷静に8点目を奪った。
 
 指揮を執った市立船橋の朝岡隆蔵監督が、「前日は大量リードで終盤さぼっていた部分があったので、試合前に注意した」のが効いたのが、終盤にパスミスからピンチを迎えたものの、最後まで集中力を切らさず、敵のシュートをわずか2本に抑え込んだ。
 
 結局8-0で日本が大勝。攻撃陣に翻弄され、思い通りにならないチームに終始怒鳴り声を挙げていた敵将は、ベンチの壁を叩くなど悔しさを露わにしていた。
 
 チームとしてトレーニングする時間が僅かしかなかったにもかかわらず、2試合で19ゴールを奪ったU-18選抜。ただ、「もう少し歯ごたえのある相手とやりたかった」というのが選手たちの本音だろう。
 
取材・文:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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