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【クラシコ・プレビュー】安定のライバルを勝点11差で追うR・マドリー。ベイル投入のタイミングが鍵を握る?

カテゴリ:メガクラブ

工藤拓

2017年12月22日

ジダンは“BBC”の復活を考えている。

クラブワールドカップのセミファイナル(アルジャジーラ戦)で決勝点を奪ったベイル(右)。マドリーにとって彼の復帰は追い風だ。(C)Getty Images

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 対するマドリーは、相次ぐ取りこぼしの原因となってきた深刻な決定力不足が、いまだに尾を引いている。連覇を果たしたクラブワールドカップでも、UAEのアルジャジーラとの準決勝では敗退の一歩手前まで追い詰められ、グレミオとの決勝でもクリスチアーノ・ロナウドの直接FKによる1ゴールしか奪えなかった。

 とはいえ、シーズン序盤と比べれば試合内容は確実に良くなっている。とくにここ数試合はルカ・モドリッチとトニ・クロースの動きが良く、強かった頃の中盤の支配力を取り戻した感がある。問題は調子が上がらないイスコを先発で起用するかどうか。

 ようやく怪我から復帰したガレス・ベイルが、単発ながらゴールに直結するプレーを見せているだけに、ジダンは“BBC”(ベイル、カリム・ベンゼマ、C・ロナウドの3トップ)の復活を考えているようだ。

 バルサが4−4−2システムを採用してくることを前提に考えれば、スタートはイスコをトップ下に起用する4−3−1−2で中盤を厚くし、勝負所でベイルを投入して4−3−3、もしくは4−4−2にシフトチェンジするのが妥当だろう。

 他にもマルコ・アセンシオや最近好調のルーカス・バスケスなど、攻撃にアクセントをつけられる切り札を複数擁する点はバルサにはない強みだ。言い換えれば、選択肢が豊富な分だけ指揮官の決断が重要となってくるとも言える。

 なお、今回のクラシコはいつになく政治色の強い一戦となる。12月21日に行なわれたカタルーニャ州議会選挙では、独立推進派政党が過半数の議席を獲得。スペイン政府とカタルーニャ州議会による分離独立を巡る争いは長期化する見込みで、今回のクラシコではカタルーニャを代表するバルサ一向が、手荒い歓迎を受けることになるはずだ。


文●工藤 拓

【著者プロフィール】
東京生まれの神奈川育ち。桐光学園高-早稲田大学文学部卒。幼稚園のクラブでボールを蹴りはじめ、大学時代よりフットボールライターを志す。2006年よりバルセロナ在住。現在はサッカーを中心に欧州のスポーツ取材に奔走しつつ、執筆、翻訳活動を続けている。
 
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