東京五輪は”俺がやる”! 10番兼キャプテン神谷優太がM-150杯で逆襲への第一歩を踏み出す

カテゴリ:日本代表

川端暁彦

2017年12月17日

「『自分がエースだぞ』というのを見せないとダメ」(神谷優太)

経験の浅い今回のチームを牽引した神谷。しかし、結果には結び付かなかった。写真・川端暁彦

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 もっとも、ウズベキスタン代表にPK戦で敗れるという結末については、神谷自身が1得点・1アシストの活躍を残したとはいえ、本人の納得感は皆無。笑顔を漏らす選手もいるなかで、ひとり黙然と敗北の味を噛み締めるように表彰式を過ごし、表彰式と記念撮影が終わればスッと銀メダルを外した。
 
「1得点・1アシストでは足りなかったということ。もう1得点、もう1アシストをできる選手にならないといけない。正直、アピールとかは余り考えてなくて、どうしても優勝したかった。これがメッシだったりクリスティアーノ・ロナウドだったりしたら、こういう状況でもう1点が取れていると思う。そこにいかないといけないと思っているし、ここからどれだけもっと運動量を増やして、前に攻撃参加できたり、押し込まれた時の守備の戻りだったりをできるか。今までのことをベースにしながら、もっと走っていかないといけない。より結果を求めて『自分がエースだぞ』というのを見せないとダメだなと思った」
 
 東京五輪に向けて「自分が中心になってやっていきたい」という熱い野心を抱く10番にして、キャプテン。絶大な存在感を示した今大会は、苦しかったシーズンの締めくくりであると同時に、来季から始まる逆襲へのファーストステップとなる。
 
取材・文●川端暁彦(フリーライター)
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