【高円宮杯】「あんまり覚えていない」久保建英が研ぎ澄まされた集中力で決勝弾!

カテゴリ:高校・ユース・その他

高校サッカーダイジェスト編集部

2017年12月10日

途中出場で観衆を沸かせた久保建英。存在感は別格だった。

来週のチャンピオンシップでも久保は輝きを放てるか。写真:松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)

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 圧巻の一撃がFC東京U-18に初優勝をもたらした。
 
 11月にプロ契約を結び、33節の広島戦でJ1デビューも飾った久保建英(1年)。12月10日に行なわれたプレミアリーグWESTの最終節・青森山田戦は、同年代の選手たちとともにU-18の一員として試合に挑んだ。
 
 首位・清水エスパルスユースを勝点1差で追いかける2位・FC東京U-18は、最終節で3位の青森山田と対戦。3年続けて最終節が同じ顔合わせとなった。昨年は目の前で優勝を掻っ攫われている。それだけに同勝点で並ぶ相手を撃破し、凱歌を響かせたいところだが、久保は「U-18での試合は久々だったので」と佐藤一樹監督が話すように、連係面を考慮されてベンチスタートとなった。
 
 試合は一進一退の展開。その中で久保に出番が回ってきたのは2-0となった後半24分だ。吉田和拓(3年)に代わって2トップの一角に入ると、切れのある動きで相手を翻弄。青森山田が攻勢を強めていたが、それを吹き飛ばすようなプレーを見せつけた。そして、2-1となって迎えた32分。久保が圧巻のファインショットを披露する。
 
 右サイドで横山からパスを受けた久保は得意のドリブルで局面を打開すると、中央ではなく、縦への突破を選択。最後は角度のないところから、利き足ではない右足で逆サイドネットにシュートを叩き込んだ。
 
 終盤に1点を返されたが、終わってみれば3-2。結果的に久保のゴールがチームに勝利をもたらしたと言えるだろう。
 
 試合後、久保は「あんまり覚えていない」と話しつつ、「横山選手からボールを受け、右足を振り抜いたらゴールに入っていた」と自身の得点を振り返った。そして、久々となったU-18の試合に関しては、「合流してすぐに溶け込めるチーム。みんなもサポートしてくれて、一団となって戦えた」とコメント。ただ、仲間たちは久保のスーパーゴールに驚きの声を上げ、アシストをした横山塁(3年)は「あいつならやってくれると思っていたけど、あれは想像以上だった(笑)」という言葉で15番のゴールを賞賛した。

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 これでリーグ戦は終了。残すは17日に行なわれるヴィッセル神戸U-18とのチャンピオンシップだ。青森山田戦で見せたような一撃を突き刺し、久保はチームを勝利に導けるのか。「歴史を塗り替えるチャンスだと思っている。自分たちがやってきたことを信じて戦いたい」と語る久保のプレーに来週も注目が集まる。
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