中国戦は、初戦以上に“呼吸”が合ってくるはず。
ただ、先ほども述べたように、急造チームゆえの連係不足は、ある程度目をつむるべきだろう。ましてやこの日は急造チームにとって初戦でもあった。北朝鮮のプレッシャーが弱まってきたというエクスキューズがつくものの、選手交代によって活性化した終盤にみせてくれた “背後を突く”攻撃を増やしていけば、得点チャンスも増える。ハリルホジッチ監督もそれを目指しているはずだろう。
そんな展開を見ることができたのが、3つのシーンだ。
68分に谷口のフィードから倉田が相手の“背後”をとってゴール前へクロスを上げたシーン。後半アディショナルタイムにパスワークから車屋が“背後”へ抜け出してクロスを入れたシーン。そして阿倍のスルーパスに反応した川又が“背後”に飛び出してクロスを上げた決勝ゴールのシーンだ。
この3つのプレーは、すべて“背後”を突いていったものだが、守備を固めたチームを相手にしたとしても、やはりゴールチャンスが生まれるケースは、“背後”を奪えた時だ。そのイメージを大事にしながら、初戦以上に“呼吸”が合ってくるであろう次の中国戦では、攻撃陣の強烈なアピールが見たい。
◆プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からオランダ2部VVVフェンロのコーチとして指導にあたり、16-17シーズンのリーグ優勝と1部復帰に導いた。新シーズンよりイングランドのリーズ・ユナイテッドでスタッフ入り。また、今年7月より藤田俊哉×H.I.S.ブログ『藤田俊哉サロン』がスタート
そんな展開を見ることができたのが、3つのシーンだ。
68分に谷口のフィードから倉田が相手の“背後”をとってゴール前へクロスを上げたシーン。後半アディショナルタイムにパスワークから車屋が“背後”へ抜け出してクロスを入れたシーン。そして阿倍のスルーパスに反応した川又が“背後”に飛び出してクロスを上げた決勝ゴールのシーンだ。
この3つのプレーは、すべて“背後”を突いていったものだが、守備を固めたチームを相手にしたとしても、やはりゴールチャンスが生まれるケースは、“背後”を奪えた時だ。そのイメージを大事にしながら、初戦以上に“呼吸”が合ってくるであろう次の中国戦では、攻撃陣の強烈なアピールが見たい。
◆プロフィール
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水市商高-筑波大-磐田-ユトレヒト(オランダ)-磐田-名古屋-熊本-千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からオランダ2部VVVフェンロのコーチとして指導にあたり、16-17シーズンのリーグ優勝と1部復帰に導いた。新シーズンよりイングランドのリーズ・ユナイテッドでスタッフ入り。また、今年7月より藤田俊哉×H.I.S.ブログ『藤田俊哉サロン』がスタート