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「エンタメ性」を重視する川崎の初戴冠が投じた一石。12月2日はJリーグの歴史的転換点に?

カテゴリ:Jリーグ

江藤高志

2017年12月04日

中村憲剛は言う。「エンタメ要素が盛りだくさんなチームが優勝するというのは…」

温かいサポーターの存在もクラブの財産のひとつだろう。写真●滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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「やっぱり簡単に勝てるものではない。今年も含めるとこのサッカーを始めて通算で6年目なのでね」と話す中村憲剛は「そんなにすぐに、(相手守備陣を)崩せるものではないですしでもやっぱり地道に一つずつみんなでコツコツやってきた成果」だと続けた。そして「悔しい思いを一杯してきましたし、それでもブレること無くやってきた結果が今日(大宮戦)みたいな試合になった。継続の勝利だと思います」とも述べている。
 
 攻撃的サッカーを追求するピッチ内の継続性はもちろん、サポーターを引きつけるピッチ外のエンターテイメント性の追求もそう。直接的に結果に繋がらなさそうな活動にも力を入れることで、遠回りではあったとしても数多くのサポーターを獲得した川崎が、彼らの声援を受けてリーグ制覇にまでたどり着いた。
 
 そんな川崎の優勝について中村憲剛は「エンタメ要素が盛りだくさんなチームが優勝するというのはまた一つ新たな歴史を作れたと思います」と胸を張った。
 
 ピッチ内外でエンターテイメント性を追求する川崎の初戴冠は、Jリーグや他クラブの価値観に小さくない影響を与えるだろう。2017年12月2日は後年、日本のサッカーシーンの歴史的転換点として記憶される日になるのかもしれない。
 
取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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