【蹴球日本を考える】勝因は07年の浦和にもなかった美徳と10年経っても変わらないモノ

カテゴリ:Jリーグ

熊崎敬

2017年11月27日

敗北の10年。それでもチームを見捨てずともに歩んできた人々が頂点に押し上げた。

サポーターの熱は10年前とまったく変わらない。チームとともに人生を歩んできた人々が浦和をアジアの頂点に引き上げた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 私はこの大一番を北のゴール裏で見ていたが、優勝の瞬間、これはサポーターの勝利だと思った。
 前述したように、アジア王者に輝いた07年と17年のチームは大きく異なる。だがサポーターの熱だけは、10年経っても変わっていない。老若男女が巨大な埼玉スタジアムを真っ赤に埋め尽くして、腹の底から叫び続ける。
 
 思えば07年の初優勝以降は、敗北の10年だった。浦和は負けて負けて負け続けたが、それでもチームを見捨てず、ともに人生を歩んできた人々が、チームのケツを叩き続けてアジアの頂点に押し上げた。
 内容は褒められたものではない。だが、真っ赤な人たちに囲まれてセレモニーを見ているうちに、私にも込み上げてくるものがあった。
 
 浦和レッズ、優勝おめでとう!
 
取材・文●熊崎 敬(スポーツライター)
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