鹿島で磨かれた才能が開花したのは昨年の選手権予選を経験したからこそだ。
もともと、CBを本職としていた高嶋。中学時代は鹿島アントラーズJrユースノルテでプレーしており、その才能はクラブからも高く評価されていた。高校入学後も「持っているものは良い。高さとキックがある」と萬場監督が大きな期待を掛けており、昨年は1年生ながら選手権予選に出場。ただ、与えられたポジションは最前線。対空能力を買われての起用で昨年の決勝もピッチに立ったが、あと一歩のところで全国行きを逃した。
しかし、この経験がのちに大きく生きたと高嶋は言う。
「FWの嫌がることも分かるようになり、攻撃でもセットプレーで相手のDFが嫌だなと思うところも分かるようになった。いろんなポジションをやってきたので、相手の気持ちとかも読めるようになった。そこは本当に良かった」
そして、迎えた今季は本職のCBに再コンバート。持ち前の身体の強さを活かした守りにクレバーさが加わり、一気にチームの主軸へと成長を遂げた。1年前の体験がなければ、大一番で千両役者と呼ぶに相応しい働きを見せることもなかっただろう。
ただ、これで終わりではない。選手権が待っている。目標とするプロ入りを果たし、憧れのセルヒオ・ラモス(レアル・マドリ―)に近づくためにも、最高の舞台で高嶋は県決勝のような輝きを放つことを誓う。
取材・文 松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
しかし、この経験がのちに大きく生きたと高嶋は言う。
「FWの嫌がることも分かるようになり、攻撃でもセットプレーで相手のDFが嫌だなと思うところも分かるようになった。いろんなポジションをやってきたので、相手の気持ちとかも読めるようになった。そこは本当に良かった」
そして、迎えた今季は本職のCBに再コンバート。持ち前の身体の強さを活かした守りにクレバーさが加わり、一気にチームの主軸へと成長を遂げた。1年前の体験がなければ、大一番で千両役者と呼ぶに相応しい働きを見せることもなかっただろう。
ただ、これで終わりではない。選手権が待っている。目標とするプロ入りを果たし、憧れのセルヒオ・ラモス(レアル・マドリ―)に近づくためにも、最高の舞台で高嶋は県決勝のような輝きを放つことを誓う。
取材・文 松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)