歪な国内リーグとU-17W杯に6万超の観衆。空前のサッカーブームに湧くインドの現実

カテゴリ:特集

佐々木裕介

2017年11月07日

決勝では6万7000人を集客。スタジアムではどこからともなくウェーブが沸き起こる。

U-17W杯決勝のイングランド対スペインには約6万7000人の観衆を集めた。写真:佐々木裕介

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 今回初めて訪れたインドで感じたもの、それは“地”と“人”から湧き出す『熱気』に他ならない。それは取材先のフットボールの現場でも同様だった。
 
 U-17ワールドカップ準決勝、降り続いた雨の影響で急遽2日前に会場変更となった。しかし変更先のコルカタ“ソルトレイク・スタジアム”には、何事も無かったように6万4000人もの観客が集まる。自国代表が出るわけでもない試合にだ。
 
 3日後の大会決勝『イングランド対スペイン』の観衆は6万7000人。同大会の最多入場者数記録も更新してみせた(※ちなみに日本対イングランドにも約5万5000人を集めた)。
 
 決勝戦が始まり5分も経たずして、スタジアムではどこからともなくウェーブが沸き起こったのだが、この日一番の盛り上がりを見せたのは試合後の表彰式、インドサッカーのスーパースターであるスニル・チェトリがカップを掲げ登場した時だった。ファンの眼は、自国の絶対的なアイコンを前にキラキラと輝きに満ち溢れていた。その光景を目の当たりにして、彼らは心の底から熱くなれる“俺たちのフットボール”に飢えているように感じてならなかった。
 
 多くのビッグネームもプレーするISLは来週金曜日、南インドの港町コチで新シーズンが開幕する。“光と影”が蠢くインドサッカー、今後どのような展開になっていくのか目が離せない。
 
取材・文:佐々木裕介(フリーライター)
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