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【名古屋】2位浮上への切り札になれるか?進化と未熟さが同居する青木亮太のポテンシャル

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2017年11月06日

残り2試合の勝負どころで、どんな仕事を果たすのか。

【警告】岡山=大竹(39分)、喜山(70分) 名古屋=シモビッチ(90分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】青木亮太(名古屋)

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 ただ一方で、岡山戦は青木の成長を実感する試合でもあった。

 特筆すべきは個人の判断力の面である。キックオフから青木は攻撃の際、極端なほどに中央寄りのポジショニングをとってプレーしていた。時には守備の局面ですら左サイド寄りでプレーしていることもあり、まるで個人の判断とは思えないほどの思いきりぶりだった。

 だが、これは彼がシーズンを戦ってきたなかでの“経験則”に基づくプレーだったというから驚きだ。
 
「3バックの相手は、ボランチの横のスペースが空くんですよ。そこでフリーになれるとシーズンを戦っていくなかで感じていましたし、岡山はワイドの選手があまりプレッシャーに来なかったので、中央よりにいればフリーになれるなと思っていました。そうやってプレーするためのバランス感覚は、身についてきたと思いますね」
 
 先の得点シーンは左サイドからのマイナスの折り返しをペナルティエリア左側のエリアで合わせたもの。フリーでのシュートだったことを思えば、青木の目論見は最高の形で結実したことになる。
 
 まだまだ軽いプレーの目立つ若手だが、J2のタフなリーグ戦のなかで臨機応変な戦い方を身につけてきたのはチームとしても頼もしいところだ。決定機を外すのは、それだけチャンスに顔を出しているということでもある。
 
「すべては自分たち次第」という哲学を持つチームでなくとも、“それ”を決めるか否かは自分次第。選手としての確かな進歩と、スコアラーとしての未熟さ、伸びしろを感じさせる男は、残り2試合の勝負どころで、どんな仕事を果たしてくれるのだろうか。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
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