【選手権予選】復活を遂げた矢板中央…きっかけは部室の壁に刻まれた“ひとつの言葉”

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2017年11月05日

2年前の夏に書かれた言葉は主将だったあの…

キャプテンを務める稲見哲行。チームを牽引した男の存在は唯一無二だ。写真:松尾祐希

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 実はこの言葉、2代前の主将・星キョーワン(現・駒澤大)が2年前の夏に書いたものだった。

 当時、彼らもインターハイ予選で敗れ、冬に向けてもがいている真っ最中だった。その時に星が悔しさを忘れないために部室の壁に書き記したという。それを稲見は仲の良い2つ上の先輩・斎藤亮輔から教えてもらうと、選手権への想いがより一層高まり、その熱は仲間にも波及した。
 
 以降、チーム内は自発的なアクションに満たされていく。稲見も2年生に忌憚のない意見を求め、活発な対話が繰り返されるようになった。チームは緩やかに上昇曲線を描いていったのだ。
 
 そして、迎えた予選決勝。矢板中央は昨年の本大会で準決勝に進出した県下のライバル・佐野日大を見事に撃破する。歓喜が弾け、すべての苦難が報われた。ただ、これが終わりではない。あくまで目ざすのは、2年ぶりの大舞台での成功だ。

「去年は佐野日大が県代表として素晴らしい結果を出してくれた。そこに追いつけるようにやっていきたい」(高橋監督)

 佐野日大はベスト4入りを果たした。矢板中央が狙うのも、過去最高の4強を超える大躍進だ。

取材・文:松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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