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【選手権予選】ふたつの大改革で仙台育英が5年ぶりの全国へ。合言葉は“青森山田超え”だ!

カテゴリ:高校・ユース・その他

小林健志

2017年11月05日

選手権におけるチームの目標のひとつは青森山田超えだ。

鹿島ジュニアユース出身の石川巧実。彼の実直な姿勢がチームに大きな変化をもたらした。写真:小林健志

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 こうした城福監督の思いに選手たちも応える。「今年の3年生はこれまで以上にまとまりと自覚があります」と、今ではキャプテンの石川が、その団結力の強さに胸を張るほどまでになった。過去数年はどこかチームに一体感を欠く向きもあったが、今年の仙台育英は団結力が強く、最後まで粘り強く戦える集団に変貌。プリンスリーグ東北では、これまで勝てなかったベガルタ仙台ユースに終了間際のゴールで勝利する試合もあった。
 
 こうした団結力を持った集団になったのは、強い気持ちでチームを引っ張る石川の存在が大きい。石川は鹿島アントラーズジュニアユース出身。14年には日本クラブユースサッカー選手権(U-15)で優勝も経験するなど、順風満帆のサッカー人生を歩んでいた。ところがその大会終了後。石川はユースへの昇格見送りを通達された。

「見返したい」
 悔しさを抱え、大会時に声をかけてくれた城福監督の下へとやってきた石川。過去2年は選手権に出場できず悔しい思いを味わい、インターハイも2回出場したものの、いずれも初戦敗退だった。
 
 特に今夏のインターハイは地元宮城県開催だったこともあり、悔しさは大きかった。
「地元開催のインターハイで初戦敗退した時、もう1回変わろう!3年生が中心となってやっていこうと話をしました。悔しさをバネにして、力に変えていきたいのです」
実直な石川の訴えにチームメイトも応え、過去4年達成できなかった選手権出場を成し遂げたのだ。

【PHOTO】2018Jクラブ・新卒入団&昇格内定~高校・ユース編
 
「今日から新しい競争が始まります。全国大会でメンバーに入る保証は誰にもありません」とこれから再び競争が始まることを石川をはじめ、チーム全員が分かっている。

「目標は日本一です。東北新人大会で選手権優勝した青森山田高に0-2で敗れましたが、この相手にもチャンスがあると思い、青森山田を超えようという話をずっとしてきました」

 たくさんの悔しさをすべて力に変えてきた主将が牽引するチームであれば、それも夢ではないだろう。勝負強さを手にした仙台育英は、青森山田に続く東北勢優勝を目指す。
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