「イタリア代表の評価基準はおかしい」MLSで活躍中のジョビンコが落胆…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月18日

「MLSは簡単なリーグじゃない」と強調する。

その手腕に疑問符が付けられているヴェントゥーラ監督。プレーオフに向けて新たな人材の招集はあるのか。写真:Alberto LINGRIA

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 また30歳になったジョビンコ自身もガゼッタ・デッロ・スポルト紙のインタビューで、戦術面でMLSがアタッカーにとって得点しやすいリーグであることを認めつつ、「フィジカルでは間違いなく非常に厳しいリーグで、いずれにしても簡単なんてことはまったくない」と強調している。
 
 実際、スペインは9月にMLSのニューヨーク・シティでプレーする35歳のダビド・ビジャを復帰させた。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によると、MLSの約80選手が代表に招集されている。
 
 そんな中でジョビンコは、「(イタリア代表の)評価基準が異なるのは明らかだ。どうすればいいんだ?」とコメント。「選手にとって代表のユニホームを着て勝つのは最大の目標」と、アッズーリ復帰への想いを伺わせつつ、自身の力ではどうにもならないと述べた。
 
「僕にできるのはこの道を続けること、つまりクラブで良いプレーをするだけだ。そして(代表に)呼ばれたらすごく幸せだよ」
 
 では、アメリカからヨーロッパに戻る考えはないのだろうか。トロントFCで700万ドル(約7億8000万円)の高年俸を手にしているジョビンコは「ここにいるのは好きだし楽しい」としつつ、旧大陸への想いも仄めかした。
 
「チャンピオンズ・リーグやセリエAの試合を見ているときは、ちょっと考えるときもあるかな」
 
 それでも、1年前にバルセロナからの誘いを断ったというジョビンコは、後悔していないと強調。アメリカではFKに関してリオネル・メッシをも上回ると評価されていることには、「勘弁してくれ」と比較しないでほしいと訴えた。
 
「僕はただFKを蹴ることを考えているだけだ。好きだし、楽しく、練習もしている。もちろん(FKに関して)自分に素晴らしいクオリティーがあることは否定しないよ」
 
 また、ジョビンコは今シーズンのセリエA優勝争いについて、古巣ユベントスが最強としつつ、ナポリ、ローマ、インテルの3チームには王者を苦しめられる力があると展望。そしてトロントFCがセリエAにいたら「残留は確実だ。たぶん中位につけられるんじゃないかな」と語っている。
 
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