一方、２試合連続の先発となった伊藤達哉には、またも50分過ぎに足が攣って交代となったものの、ポジティブな評価が並んだ。『ビルト』は４点だったものの、『キッカー』はチーム最高タイの３点を付けている。
 
　地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』は、「すばしっこく、トリックもあるこの日本人は、（先発出場）２試合目もハンブルクのためになることを示した。しかし、１-２とされた後、ゴールによって実を結ばなければならなかった」と、決定機を逃したことを指摘しつつも、期待を込めた寸評を記した。
 
　ハノーファー戦で２試合ぶりの先発復帰を果たしたフランクフルトの長谷部誠は、チームが勝利（２-１）したものの、評価は今一つだった。
 
「珍しく１対１が良くなく、フュルクルクに振り回された。休みの後で、明らかにコンディションが良くなかった」と記した『ビルト』は４点、『キッカー』も同じく４点と、厳しい採点となった。
 
　前節に続いてスタメン入りしたヘルタ・ベルリンの原口元気は、シャルケ戦（０-２で敗戦）の前半終了間際に危険なタックルでレッドカードをもらい、ブンデスリーガで初の退場処分を受けた。
 
『ビルト』と『キッカー』は、ともにチーム単独最低点となる６点を付け、地元紙『BZ』も「完全に必要のないスライディングだった」と、無用な退場であったことを指摘した。
 
　最後にドルトムントの香川真司はRBライプツィヒ戦でベンチ入りするも、出場機会は訪れなかった。チームは２-３で、今シーズンのリーグ戦初黒星を喫している。