そんなゴメスら攻撃陣を中盤で司るのが、マンチェスター・Cに所属するフィル・フォデンだ。
 
　ジョゼップ・グアルディオラ監督に気に入られ、アメリカで行なわれた今夏のプレシーズンではトップチームの一員として帯同すると、スター選手たちと遜色ない堂々たるプレーを披露。指揮官も「自分が見たものを言い表す的確な言葉を持っていたいのだが、フォデンに関しては言葉がない。彼はスペシャルだ」と絶賛していた。
 
　その後は主にトップチームとユースチームを行き来しているフォデンだが、グアルディオラ監督が「スペシャル」と評する通り、広い視野と正確な左足を駆使した鋭いラストパスや果敢な仕掛けはまさに一級品。日本戦でも間違いなくポイントとなるゲームメイカーである。
 
　この年代においては世界屈指とも言うべき逸材たちが顔を揃えるヤング・ライオンズ。当然、メディアの評価も高い。
 
　現地インドから大会詳報を伝える『THE TIME OF INDIA』は、「この大会におけるイングランドはこれまでベスト８の壁を越えたことがないが、今大会のチームは大きな成功を掴むはずだ」と綴っている。
 
　はたして、久保建英や平川怜、福岡慎平ら同じく逸材を揃える『00ジャパン』は、そんな強敵を退けることができるのか？ 運命の一戦は日本時間10月17日の23:30にキックオフされる。