かくしてアウェーゴール奪取は果たされた。柏木弾演出の興梠慎三と青木拓矢の狙い

カテゴリ:Jリーグ

寺野典子

2017年09月28日

興梠を援護するためにも青木からの縦パスや攻撃参加は重要な武器に。

青木は、アシスト“ひとつ前”の縦パスで柏木の同点ゴールを演出。興梠の動き出しに目を光らせている。写真:徳原隆元

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 パスをつなぎ、攻撃を構築してきた浦和にとって、味方との距離は非常に大きな意味を持つ。守備に比重を置けば前線が孤立してしまうケースが多いのも、システムを変えて広がった味方との距離感が原因だろう。「このフォーメーションでは自分にボールが入ってくるシーンは少ない。だから裏を狙いたい」と興梠が話しているが、そのためにも青木からのくさびの縦パスや攻撃参加は重要で、彼の存在が試合の行方を左右する。
 
「最近は(興梠の)動き出しを見るように意識している」と話す青木が続ける。
 
「このフォーメーションで戦うことで、良くなっていると思います。(Jリーグでは)引き分けが多いけれど、すべての試合で、悪い内容だとは思ってはいなくて、本当に『あとは点を獲るだけ』というゲームが続いていたので、ここからもっともっと向上させていきたい」
 
 この日の同点弾を演出したパスは、青木にとって大きな自信となるはずだ。
 
取材・文:寺野典子(フリーライター)
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