【清水】連敗のチームに鄭大世が提言。求められるのは個々の「覚悟」だ

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2017年09月25日

イエロー覚悟のファウルは褒められたプレーではないが…。

[警告]清水=フレイレ(85分) 広島=パトリック(90+2分)
[退場]なし
[MAN OF THE MATCH]水本裕貴(広島)

画像を見る

 鄭大世はそのことを2015年の夏に清水に来た直後から言い続けていた。
 
「ルーズボールになった瞬間にファウルでもいいからプレーを止めることを、何回も言い続けてきました。たとえカードをもらっても、しっかりとゲームを締めないと。そういう個人の状況判断が勝点に大きくつながっていくんじゃないのかなというのは(離脱中に)上から見ていても思ったし、プレーしながらもずっと感じています」
 
 この試合では、得点後に全体が間延びして選手同士の距離が開いていたことも多くのカウンターを食らった要因のひとつなので、リスク管理という面でも問題はあった。ただ、そういうなかでも個人の責任で何としても止めなければいけないと鄭大世は主張する。
 
 もちろん、イエローカード覚悟のファウルは褒められたプレーではない。清水は昨年J2でフェアプレー賞を獲得するなどクラブとしての伝統もあるので、誰もが鄭大世の声に100パーセント賛同するわけではないかもしれない。サポーターにも賛否両論あるだろう。
 
 ただ、本当の瀬戸際になった時、個々がどちらを選ぶのか。これから残留争いが本格化するなかで、どんな選択をするにしても、選手それぞれに覚悟が必要になってくるのではないだろうか。
 
取材・文:前島芳雄(スポーツライター)
【関連記事】
【J1採点&寸評】清水1-3広島|攻守に奮闘した水本が勝利の立役者!2点に絡んだジョーカーも採点「7」
継承される鹿島の伝統芸!CB植田直通が決めた「劇的決勝点」の舞台裏
イチモツを揶揄した酷すぎる歌詞で…マンUがルカクへの差別チャントにNO!
衝撃の番狂わせ!なぜ「最少得点」の甲府は「最少失点」の横浜から3点を取れたのか
「ほら、100%ファウルだよ!」岡崎慎司の2戦連続弾に“伝説”ジェラードがモノ申す

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ