“砂漠のマラドーナ”が歩んだ流転の人生「あのゴールですべてが変わった。うんざりだ」

カテゴリ:特集

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月15日

26歳にして王室からロールスロイスを。

2年間のサッカー禁止令が解け、1998年W杯にエントリー。背番号10を担い、国民の期待は高かったが、スピードもパワーもすっかり衰え、見る陰もなかった。(C)REUTERS/AFLO

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 世界を驚かせた一撃で、オワイランは一気にスターダムを駆け上がった。26歳にして王室からロールスロイスのご褒美をもらい、国民のアイコンとなったのだ。
 
 だがそこが彼のサッカー人生のピークだった。欧州の強豪クラブからオファーが殺到したものの、当時のサウジは国外でのプレーを許可してくれなかった。やがて堕落した生活を送るようになり、イスラム教の戒律を破ってしまうのだ。なんと女性を伴った飲酒行為に及ぶなど、現行犯で逮捕されて服役。およそ2年近く、サッカーから切り離された。
 
 1998年のフランス・ワールドカップのメンバーに食い込んで華々しく代表復帰を果たしたが、もはや全盛時とは比べ物にならないほどレベルが低下していた。2001年、英雄は34歳でスパイクを脱いだ。
 
 流転のサッカー人生を送ったオワイラン。FIFA公式サイトはこんな一文で締めている。
 
「本人はもう、あのワンダーストライクは観たくないと言った。だが、サウジ国民にとってそれはあり得ない。いつまでも夢であり続けている。何度リプレイされようが、来夏のロシアで現代表チームがどんな金字塔を打ち立てようが、オワイランとのあのメモリーは、永遠に色褪せないのだ」
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