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「サッカーは一瞬一瞬の積み重ね」と語ったデュークの予想外のプレーはなぜ生まれたのか?

カテゴリ:Jリーグ

大島和人

2017年09月11日

「内容が良かったけど負けてしまったというのは決して『良い試合』ではない」

 甲府は24節・川崎戦(△2-2)に続いて「良い内容」は見せた。しかし激烈な残留争いの渦中にいた甲府にとって、勝点4差だった清水に勝点3を与えたという結果は最悪だ。
 
 新井はこう続ける。
「ここ数試合しっかりした試合ができているけれど、結果が付いてきていない。個人として『良い試合』ではないと思っている。結果が出て良い試合で、内容が良かったけれど負けてしまったというのは決して『良い試合』ではない」
 
 今季の甲府は「一瞬の隙」で決して少なくない勝点を逃している。「取られても取り返せる」チームなら多少の隙は見過ごせても、甲府にとっては小さな隙の積み重ねが致命傷になりかねない。
 
 もちろん「一瞬の隙を無くす」ことも容易ではない。それは経験や知性、精神的な要素も含めた内面の高度な総合作用だ。しかし甲府が技術を上げる、シュートの決定力を上げることよりはおそらく近道。プレーをしっかり振り返り、ディテールを突き詰め、各自の予測力を必死にバージョンアップするしかない。
 
 M・デュークは得点の場面を振り返って、このような言い方をしていた。
「サッカーは一瞬一瞬の積み重ね。そこで起こったことに反応するものです」
 
 良い内容でなく「良い結果」を得るために一瞬の隙を無くす。ゼロにはできなくても大きく減らす――。それが残留と降格の瀬戸際でさまよう甲府が直面する難題だ。
 
取材・文:大島和人(球技ライター)
 
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