【セルジオ越後】山口蛍、今野、そして井手口…Jリーグ勢がW杯に導いた

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2017年09月01日

コンディションが万全でない選手は呼ぶべきではないと証明された。

強烈なミドルを決めた「井手口陽介」の名前が、一気に全国区になったね。写真:山崎賢人

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 後半も相手が攻めてきた時間帯を凌ぎ、井手口の2点目が生まれた。

 終わってみれば、2-0の勝利。所属チームで試合に出ていない、またはコンディションが決して万全ではない……。そういった選手は呼ぶ必要がないと証明されたんじゃないかな。実際、この日は日本よりもオーストラリアの選手たちのほうが、体調面に問題を抱えているようだった。その差をしっかり結果に反映できた。
 
 改めて言うけど、彼らは日本代表――ナショナルチームなんだ。日本のトップに立つ、選手たちなんだ。所属先で先発としてフィットしていない選手は、絶対に呼ぶべきではないと思う。
 
 井手口をはじめ、浅野拓磨、乾貴士が先発に抜擢されたことが、今回のサプライズだった。でも乾は昨シーズンもフル稼働していたんだから、そういう時にチャンスを与えてほしかった。そのように「コンディション優先」にすべきだと早めに気付いていれば、もっと楽にこの最終予選を通過できていたとも思うよ。
 
 引き分けに終わった6月のイラク戦での失敗をうまく挽回できたよね。ハリルがずっと信頼して起用してきた本田が、もしも先発していたら、悪いほうに転んでいたかもしれなかった。でもその本田だって、力は十分ある。パチューカでこれから状態を上がればいいだけだ。それでハリルが本田を起用するのであれば、きっと誰もが認めるよ。
 
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