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『裏・海外組』が日本を強くする! DF孫民哲が語る意地と覚悟「インドで一番人気の日本人選手は…」

カテゴリ:海外日本人

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年09月02日

インドにしかなかった魅力とは?目標は「ACLでJリーグ勢との対戦&Jリーグ入り」

バイエルン(写真)やマンチェスター・ユナイテッドがツアーを行なうなど、インドのポテンシャルはビッグクラブからも注目される。(C)Getty images

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 ――孫選手のプレースタイルは?
 
「CBをメインに、ボランチなどもしています。チーム内では東アジアから来た選手が自分だけだったので、責任感を持ちつつ、なめられてはいけないなって普段から心掛けていました(笑)」
 
――2015年からはムンバイでプレーしていましたね。

 
「ムンバイはインドを代表する商業都市。小澤竜己選手(元FC東京など、現トヨタ蹴球団)とも一緒にプレーしました。コザはとても良い奴でした」
 
――ちょうどインドで強烈なサッカー熱が高まっていた時期に、その「熱さ」を実感できたわけですね。
 
「インドのローカルの選手たちのレベルは、正直、まだJリーグほど高くないと言えますが、ポテンシャルのある選手はたくさんいます。将来的なワールドカップ出場や開催も狙っているそうです」
 
――では孫選手の目標を聞かせてください。
 
「海外のクラブの一員として、Jリーグのクラブと対戦したいです。ACLですね。一方で、Jリーグでやりたい気持ちはあり、目標のひとつでもあります。こうして外に出てみると、Jリーグのレベルの高さを実感します。だから、日本でプレーすることも念頭に置きつつ、さまざまな挑戦を続けていきたいです」
 
――ちなみにインドの生活で困ったことは?
 
「基本的に時間を守らないんですねえ(笑)。30分遅れなんて当たり前。あと遠征先では水が出なかったり、お腹をくだすことが多かったり……。それには、なかなか慣れませんでした」
 
――住まいなどは?
 
「シロン・ラジョンは素晴らしかったです。契約に含まれていたんですが、普段から運転手がついていました。あとコックさん、ハウスキーパーさんもいらっしゃいました」
 
――まさに「助っ人」向けの待遇だったわけですね。
 
「ムンバイではそこまでの待遇ではなかったですが、日本食レストランがたくさんあり、食事の面ではだいぶ改善されました。やはりインドを代表する商業都市とあって、物価も東京並みに高かったんですが、生活は充実しました」
 
――では、インドにしかなかった魅力はあります?

 
「コルカタダービーというアジアで最も大きいダービーがあります。モフン・バガンとイースト・ベンガルが対戦し(1910年以来の歴史があり、300試合以上を行なっている)、10万人ぐらい観客が集います(97年には13万1000人を集めるインドのスポーツイベント最多観客記録を作った)。あれは、本当に素晴らしい試合で、日本人の遊佐克美選手が決勝点を決めたこともあるんですよ(2014年、モフン・バガンが勝利を収めた)」
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