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【名古屋】数的不利でもスタイルを貫いて逆転負け…手痛い敗戦を選手たちはどう受け止めたか?

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2017年08月27日

「下を向くような試合ではなかったです」と和泉は言う。

【警告】名古屋=田口(38分・53分)、永井(89分) 横浜FC=ジョン・チュングン(13分)、藤井(24分)、L・ドミンゲス(32分)
【退場】名古屋=田口(53分) 横浜FC=なし
【MAN OF THE MATCH】大久保哲哉(横浜FC)

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 攻撃面でも、逆転ゴールはやはりガブリエル・シャビエルのセットプレーからであり、ひとり少ない後半にもパスをつないで積極的に前の選手を追い越し、大きなパスに頼ることなく5本のシュートを放ってみせた。
 
 複数ポジションで奮闘した和泉は「やることは変えずにやろうとしていました。ひとり少なくても他の10人が120パーセントで抜けた部分の穴を埋めるハードワークができればいい。そこはやり抜いたし、見せられたと思います」と自信を見せる。
 
 足りなかったのは、最後の精度とシュートに持ち込む積極性。和泉自身も前線にいた時間帯に何度かシュートを打てるチャンスはあったが、今季は後方でのプレーが続いている影響か、本来の仕掛けが出せなかったのが悔やまれた。
 
 G・シャビエルもパスをつなぐことにおいては数的不利が響いたとしながら、「やることは変えずにまずは同点に追いつこうとした。それができなかったことが残念」と試合を振り返っている。
 
 あくまで攻めること、前に出ること、そしてボールを保持することで、あらゆる突破口を探るという姿勢を名古屋は見せつけた。連勝が5で途切れ、期待された青木亮太の6試合連続ゴールは達成ならず。首位との差は再び開いて後続もすぐそばに迫ってきた。
 
 しかし彼らはこの敗戦を“教訓”としか思っていない。悔しいが、自分たちのやるべきことを厳しい状況のなかで貫き、少なくとも彼らにとっての劣勢にはさせなかったことで自信をつけた節すらある。
 
「下を向くような試合ではなかったです」と和泉は言い、「自分たちがまだまだだってこと」と楢崎も達観する。この敗戦が名古屋を立ち止まらせるものではないことは間違いない。むしろ、彼らは次節でさらなる強さを見せる可能性すらある。試合後の選手たちの表情が、それを物語っていた。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
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