【現地発】堂安律を支える根っからのポジティブマインド「ナンボでも可能性はある」

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2017年08月21日

「何試合後かに『あの試合が良かった』と言えるようにしたい」。

往年の名手を父に持つこのクライファートなど、アヤックスは若き才能に満ち溢れている。堂安にはここで挑戦する選択肢もあったが……。(C)Getty Images

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 アヤックスのGKアンドレ・オナナは21歳、CBマタイス・デリフトは18歳、MFのドニー・ファン・デベークとフレンキー・デヨングは共に20歳、右ウイングのユスティン・クライファートは18歳、左ウイングのヴァツラフ・チェルニーは19歳、途中出場のストライカー、キャスパー・ドルベアは19歳——。彼らのほとんどが昨シーズン、ヨーロッパリーグ決勝まで進んで欧州のサッカーシーンを沸かし、いまはクラブの不振に喘ぎながら、もう一皮むけようと困難に立ち向かっているタレントたちだ。
 
 数年と経たないうちに、その多くが欧州各地に散らばっていくだろう。同世代の堂安もその才能を開花させたら、今後、彼らとは何年にも渡って各国のリーグ戦や世界の舞台で顔を合わせることになる。
 
「そういうのがサッカー界の狭さというか、サッカーの世界は広いようで狭く感じます。今日の相手にはフンテラール選手がいました。自分が小さい頃見ていた選手がこうして同じピッチで近くにいる。それならば、いまは自分が憧れているメッシやネイマールとやれる日が来るのかなと考えながら、ナンボでも可能性はあるなと感じました」
 
 アヤックスという一クラブにすら有望な若手がたくさんいる。ヨーロッパには星の数ほどタレントがブレイクを夢見てサッカーをしている。陳腐な表現だが、上には上がいるのが、サッカーの世界だ。
   
「そうですね。ゾロゾロと凄いやつがいる。今日、(ヨハン・クライフ・アレーナという舞台の)いい雰囲気で試合も感じれて、本当に悔しい思いもできたので、良かったかなと思います。何試合後かに『あの試合が良かった』と言えるようにしたいです」
 
取材・文:中田徹
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