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豪華メンバーにふたりの名将も集結! オールドファンの胸を熱くさせた「国見vs.帝京」が実現

カテゴリ:特集

佐々木裕介

2017年08月17日

ともに遠征先から駆け付けたふたりの名将。

多くの名プレーヤーが出場した豪華なOB戦。帝京OBのマラドーナ芸人、ディエゴ・加藤・マラドーナはやはりアルゼンチンのユニホームで登場。写真:佐々木裕介

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 試合は14分、船越が得たフリーキックを“本日の主役”永井秀樹が直接叩き込んで国見が先制。この1点を守りきった国見の勝利でフィニッシュした。結果はともかく、往年の名手たちの共演にファンの心も満たされたことだろう。
 
 夏休みの真っ只なか、ともに意気軒高な小嶺・古沼の両名将は、どちらも遠征中の合間を縫っての上京だったらしい。
 
 試合前に古沼監督は「ただの高校教員が、教え子の頑張りのお陰でこのような機会で再会できる嬉しさ。皆怪我しないで帰ってほしい」とあの変わらぬ口調で教え子へ優しいコメントを残せば、一方の小嶺監督は試合後にインタビュアーからの「前半に長峯宏範(91年度卒/元京都)選手が無人のゴールのポストに当てて決められないシーンがありましたが」という問い掛けに、「あれは昔から病気なんですよ。だから私は郵便局に勤めろと言っていたんですよ。“ポストに当てろ“ってね」と、ユーモア溢れる昔話を披露した。
 
 同門の仲間の新たな門出を祝って集まり、母校のユニホームを着て球を蹴る。その光景にファンは酔いしれ幸せを噛みしめる。これが高校同士のカードで完結してしまうことが凄い。高校サッカーの素晴らしさを改めて実感した夜だった。
 
 また観たいと思わせるエキシビション、だから敢えてこの言葉で締めたい。
「また逢おう、いつの日か、君のその顔を忘れない」と。
 
 取材・文:佐々木裕介
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