【プレミア】王者チェルシー撃破を呼び込んだ“赤毛のモウリーニョ”の存在感

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年08月15日

いつしか“赤毛のモウリーニョ”と呼ばれるように。

現役時代はキャプテンとしても活躍したダイチ。その当時に培ったパーソナリティーが、今も活きている。 (C) Getty Images

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 クラブから絶大な支持を受けていた熱血漢は、2部降格後もクビになることはなかった。これによってチームの成熟度が増し、バーンリーは15-16シーズンのチャンピオンシップで1位となって、1年でのプレミアリーグ再昇格を叶えた。
 
 そして迎えた昨シーズンは、守備をベーシックとした古典的なブリティッシュスタイルを貫いて16位となり、昇格組で唯一の残留を果たした。この戦いぶりに、ダイチの手腕が影響を与えたことは言うまでもない。
 
 守備を徹底させ、さらに選手からの信望を集めるダイチは、いつしかその振る舞いと見た目から、“赤毛のモウリーニョ”と呼ばれるようになっていた。
 
 3-2で王者チェルシーを撃破した試合での振る舞いは、まさに「12人目の戦士」。試合中、チームを鼓舞することなく、俯き加減だった敵将アントニオ・コンテとは対照的であった。
 
 試合後、ダイチは、「3-0とリードして、さらに相手が10人であっても、油断はできなかった」と語っている。
 
「なぜなら、彼らはチャンピオンであり、間違いなく我々に逆襲を浴びせにくる。(アルバロ・)モラタがそうであったようにね。だが、選手は全てを見定めて、持ちこたえた。最高に気持ちが良かったね」
 
 バーンリーにとってスタンフォード・ブリッジでの勝利は、1971年以来のこと。その重要性について、「大きなスタートが切れた。我々が苦手としていたアウェーでの勝利でもある。全てのサポーターに素晴らしい午後を提供できたことを誇りに思う」と、自慢げに語った。
 
 プレミアリーグ3シーズン目を迎えるダイチ・バーンリー。2節は本拠地にWBAを迎える。はたして、王者撃破の勢いはどこまで続くのか? “赤毛のモウリーニョ”の指揮の下で古典的な英国サッカーを貫く、彼らの奮闘ぶりから目が離せない。
 
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