各年代で10番を背負ってきたのも頷ける。
「FWに縦パスを入れて、ボランチかサイドハーフがさらに落としてもらって、また展開する。3人目の選手を含めた動きはこのチームのコンセプトでもあります」
チェコ戦では、まさに中盤と前線が絡みながら素早く相手を崩すシーンが何度か見られた。チームコンセプトである素早いパスワークが展開される度に会場では拍手が起きていた。藤本も「今大会で対戦した3チームは中を締めてきたので、サイドが空いていました。どんどんボールを動かして相手を揺さぶることはできました」と攻撃面で手応えを得ているようだ。
しかし課題は守備面だという。
「周りとの連係や切り替えの遅さの問題があった。いつもなら中盤で獲られた瞬間に全員で連動して、素早く潰せていたんですけど、今回の3試合はそれがうまく出来なくて、カウンターを受けたり、背後に蹴られてしまうシーンが多かった。もっと切り替えを早くして、潰せるようにすれば、相手も嫌がると思うので、そこは意識してやりたい」
今年1月からU-18代表を率いる影山雅永監督のサッカーを体現し、明確な課題を見つけ出せる藤本は、早くもチームに不可欠な存在になりつつある。各年代で10番を背負ってきたのも頷ける。
才気溢れる超逸材から目が離せない。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
チェコ戦では、まさに中盤と前線が絡みながら素早く相手を崩すシーンが何度か見られた。チームコンセプトである素早いパスワークが展開される度に会場では拍手が起きていた。藤本も「今大会で対戦した3チームは中を締めてきたので、サイドが空いていました。どんどんボールを動かして相手を揺さぶることはできました」と攻撃面で手応えを得ているようだ。
しかし課題は守備面だという。
「周りとの連係や切り替えの遅さの問題があった。いつもなら中盤で獲られた瞬間に全員で連動して、素早く潰せていたんですけど、今回の3試合はそれがうまく出来なくて、カウンターを受けたり、背後に蹴られてしまうシーンが多かった。もっと切り替えを早くして、潰せるようにすれば、相手も嫌がると思うので、そこは意識してやりたい」
今年1月からU-18代表を率いる影山雅永監督のサッカーを体現し、明確な課題を見つけ出せる藤本は、早くもチームに不可欠な存在になりつつある。各年代で10番を背負ってきたのも頷ける。
才気溢れる超逸材から目が離せない。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)