冬の選手権で主役を張っても不思議ではない。
ちなみにゴールを決めた瞬間は、そのチェコ戦で無念の負傷離脱となってしまったGK青木心(JFAアカデミー福島)に想いを巡らせ、「こころーっ!」と叫んでいた。これは「テレビとかで(青木が)観ているかなと思った」と、キャプテンとしての愛情を感じさせる一幕だった。その後も主将らしく責任感を感じさせるプレーを継続。後半から代表がMF伊藤洋輝(ジュビロ磐田U-18)を投入してくると、「(伊藤を)フリーで持たせるなとは言われていたので」と、守備での献身性も見せて勝利に手繰り寄せた。
白井は「まずなによりもチームの勝利が大事」とチームプレーを強調する。そして同時に、「自分の未来のために」という言葉も漏らした。どこでどう自分の可能性が広がっていくかは分からないわけで、そのために少しでも、深い爪痕をこの大会に残したい。そんな強い意欲と大志を抱きながら、SBSカップを戦っている。
今年の高校サッカー界で五指に入るアタッカーだ。たしかに全国の舞台での実績は乏しく、全国的な知名度があるわけではない。冬の選手権についてちょっと水を向けると、「いやいや、まずは県を突破しないとダメですよ」という言葉と笑顔が返ってきた。だが、白井海斗が冬の選手権で主役になったとしても、なんら不思議ではない。
もはやサプライズにはなり得ない、それだけのポテンシャルを持つストライカーなのだ。
取材・文:川端暁彦(フリーライター)
白井は「まずなによりもチームの勝利が大事」とチームプレーを強調する。そして同時に、「自分の未来のために」という言葉も漏らした。どこでどう自分の可能性が広がっていくかは分からないわけで、そのために少しでも、深い爪痕をこの大会に残したい。そんな強い意欲と大志を抱きながら、SBSカップを戦っている。
今年の高校サッカー界で五指に入るアタッカーだ。たしかに全国の舞台での実績は乏しく、全国的な知名度があるわけではない。冬の選手権についてちょっと水を向けると、「いやいや、まずは県を突破しないとダメですよ」という言葉と笑顔が返ってきた。だが、白井海斗が冬の選手権で主役になったとしても、なんら不思議ではない。
もはやサプライズにはなり得ない、それだけのポテンシャルを持つストライカーなのだ。
取材・文:川端暁彦(フリーライター)