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【札幌】J1残留圏ギリギリを生きる。昇格後、即最下位降格の歴史を辿ってきたチームの現在地

カテゴリ:Jリーグ

斉藤宏則

2017年08月11日

2012年は9月中に降格が決まったほどの戦績だった。8月の時点ではすでに…。

札幌は川崎など強豪を相手にも互角に渡り合う戦いぶりを見せている。今回はJ1残留なるか。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 札幌はJ2優勝を達成して挑んだ2008年も、3位で昇格した2012年も、どちらもダントツの最下位で降格をしているという歴史から、今季も同様の展開を予想した人は多いのかもしれない。
 
 特に2012年などは9月中にJ2降格が決まったほどの戦績だったわけで、8月の時点ではおおよその結末が見えており、この原稿のように「残留できるか?」という話にさえ及ばなかったような気がしている。それに比べたらマシ、といった薄い話をするつもりはない。そうした悔しい歴史を経て、クラブとして着実に経験値を獲得してレベルアップし続けている過程が現在の姿である。
 
 そして、成績が安定しないと前述したものの、勝点を見てみると21試合を終えて19。次の試合に勝つことができれば、22試合で22になる。すべての試合で引き分けた場合の獲得勝点数と同数で、どの相手とも互角に渡り合ってきた試合内容がしっかりと反映された勝点数に届くわけである。
 
 もちろん、敗れた試合では相手に勝点3を献上しているため、それでオールオーケーとは言い切れないが、そのペースを維持できればリーグ戦を終えた時点で勝点34。昨季の順位表に照らし合わせると、残留は果たせていることになる。
 
 そして次節、対峙するのは勝点19同士の甲府だ。14位対15位の直接対決ということで、これはもう注目せずにはいられない。札幌はJ1に残留できるのか? その答えを左右する重要な試合である。
 
取材・文:斉藤宏則(スポーツライター)
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