さらなる補強ができれば一気に優勝候補に浮上する2クラブは?
200億円を超える大型補強を展開しているマンチェスターの2強に迫るのは、チェルシーとリバプールになるだろう。
チェルシーは前述の通り、昨シーズンは圧倒的な強さを誇った。とくに3バックシステムを採用した7節以降、一度も首位の座を譲らなかった。そんな王者は、新シーズンでも指揮官コンテが愛用する3-4-2-1のシステムを基本に戦う。
今夏の移籍市場では、アルバロ・モラタ(←R・マドリー)、アントニオ・リュディガー(←ローマ)、ティエムエ・バカヨコ(←モナコ)と獲得し、センターラインの強化には成功したチェルシー。だが、マルコス・アロンソとビクター・モーゼスの代役不在が指摘される左右のWBは未改善のままだ。
獲得を狙っていたダニーロはマンチェスター・Cに入札合戦の末に奪われ、さらにユベントスのアレックス・サンドロとも金銭交渉で難航。コンテの思い描くチームプランニングは出来ていない。
さらに、先に行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)では、2試合で5失点と守備に課題を残した。7月19日にクラブと新契約を締結したイタリア人指揮官が求める「より一層のハードワーク」が、CLも絡むなかで維持できるか否かも、課題克服の鍵となるだろう。
一方、着実にチーム力を上げているのが、昨シーズン4位のリバプールだ。指揮官ユルゲン・クロップが標榜するトランジション・サッカーを一年間突き詰めたことで完成度は高まり、例年以上の自信にチームは満ちている。
補強は、クラブ史上最高額で高速ウインガーのモハメド・サラーを迎え入れ、さらにU-20ワールドカップ得点王の若きCFドミニク・ソランケも獲得するなど、攻撃陣の底上げには成功している。
そうした効果もあってか、「誰もがポジティブに調和しているように見えるのが嬉しい」とクロップが語る通り、プレシーズンは順調に戦えている。香港で行なわれた「プレミアリーグ・アジアトロフィー」を制覇し、さらに8月1日の「アウディカップ」ではバイエルンに3-0と完勝している。
とはいえ、全ての課題が拭い去れたわけではない。主軸となったジョエル・マティプの相棒を見出せなかったCBには、サウサンプトンのフィルジル・ファン・ダイクの補填を図ったが、不正交渉を訴えられて話は進んでいない。
さらにルーカス・レイバをラツィオに売却して枚数が減ったボランチには、ナビル・ケイタを狙うも、所属するRBライプツィヒからオファーを蹴られ続けている。
移籍市場が閉じる8月31日までに戦力アップを図れれば、「なんの大志も抱かずにシーズンを始めるようなことはない」と語るクロップが目標に掲げる、27年ぶりのリーグ制覇も現実味を帯びてくるはずだ。
8月12日についに開幕!
大型補強連続で、予測不可能なプレミアリーグを見逃すな!
チェルシーは前述の通り、昨シーズンは圧倒的な強さを誇った。とくに3バックシステムを採用した7節以降、一度も首位の座を譲らなかった。そんな王者は、新シーズンでも指揮官コンテが愛用する3-4-2-1のシステムを基本に戦う。
今夏の移籍市場では、アルバロ・モラタ(←R・マドリー)、アントニオ・リュディガー(←ローマ)、ティエムエ・バカヨコ(←モナコ)と獲得し、センターラインの強化には成功したチェルシー。だが、マルコス・アロンソとビクター・モーゼスの代役不在が指摘される左右のWBは未改善のままだ。
獲得を狙っていたダニーロはマンチェスター・Cに入札合戦の末に奪われ、さらにユベントスのアレックス・サンドロとも金銭交渉で難航。コンテの思い描くチームプランニングは出来ていない。
さらに、先に行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)では、2試合で5失点と守備に課題を残した。7月19日にクラブと新契約を締結したイタリア人指揮官が求める「より一層のハードワーク」が、CLも絡むなかで維持できるか否かも、課題克服の鍵となるだろう。
一方、着実にチーム力を上げているのが、昨シーズン4位のリバプールだ。指揮官ユルゲン・クロップが標榜するトランジション・サッカーを一年間突き詰めたことで完成度は高まり、例年以上の自信にチームは満ちている。
補強は、クラブ史上最高額で高速ウインガーのモハメド・サラーを迎え入れ、さらにU-20ワールドカップ得点王の若きCFドミニク・ソランケも獲得するなど、攻撃陣の底上げには成功している。
そうした効果もあってか、「誰もがポジティブに調和しているように見えるのが嬉しい」とクロップが語る通り、プレシーズンは順調に戦えている。香港で行なわれた「プレミアリーグ・アジアトロフィー」を制覇し、さらに8月1日の「アウディカップ」ではバイエルンに3-0と完勝している。
とはいえ、全ての課題が拭い去れたわけではない。主軸となったジョエル・マティプの相棒を見出せなかったCBには、サウサンプトンのフィルジル・ファン・ダイクの補填を図ったが、不正交渉を訴えられて話は進んでいない。
さらにルーカス・レイバをラツィオに売却して枚数が減ったボランチには、ナビル・ケイタを狙うも、所属するRBライプツィヒからオファーを蹴られ続けている。
移籍市場が閉じる8月31日までに戦力アップを図れれば、「なんの大志も抱かずにシーズンを始めるようなことはない」と語るクロップが目標に掲げる、27年ぶりのリーグ制覇も現実味を帯びてくるはずだ。
8月12日についに開幕!
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